医療脱毛のレーザー脱毛機器12種類の違いや特徴をわかりやすく解説

脱毛の効果が高いといわれている医療脱毛は、レーザー脱毛機器を一人ひとりの肌色や毛質に合わせて設定し、適切な照射を行うことで脱毛効果を得られる施術です。

しかしながら、医療脱毛で使用される機械はクリニックによって異なることをご存知でしょうか?

実は、使用する機械によって痛みの強さや照射スピードが異なり、効果が発揮されやすい肌のトーンや毛質も変わってきます

そのため、自分の希望に合った機械を選びたい人は、レーザー脱毛機器の種類や特徴を理解しておくことが大切です。

この記事では、医療脱毛で使用される機械の違いや、クリニックでよく使われている機械12種類の特徴を詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 医療脱毛の機械によってレーザーの波長や照射方法が違う
  • 照射時の痛みが心配な人には蓄熱式照射できる脱毛機がおすすめ
  • 全身脱毛の施術を短時間で済ませたいならシリーズ最新機種をチェック
  • 家庭用光脱毛器で行えるのは「ムダ毛ケア」

医療脱毛クリニックについてもう少し詳しく知りたい人は、医療脱毛のおすすめクリニックについて紹介している記事も参考にしてください。

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※本記事は2024年11月時点の情報をもとにまとめています。
※記事内の金額は税込です。
※医療脱毛は保険診療が適用されない自由診療となります。
※医療脱毛に用いられる脱毛機の中には、国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていないものもあります。未承認の医薬品・医療機器については、「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(厚生労働省)をご覧ください。

医療脱毛の機械にはレーザー・照射方法の違いがある

医療脱毛の機械についてまず知っておきたい点が、レーザーの波長(光の長さ)と照射方法(レーザーの当て方)による違いです。

ここではそれぞれの違いについて詳しく解説します。

1.レーザーの波長(光の長さ)の違い

アレキサンドライトレーザー、ダイオード、ヤグ

脱毛に使うレーザーの波長(光の長さ)には、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」という3つの種類があります。

レーザーの種類によって、レーザーが届く深さや、黒い色への反応の強弱、痛みの強さ、得意・苦手な肌色や毛質が異なるため、自分に合った種類を知っておくことが重要です。

各波長の種類による違いは以下の表を参考にしてみてください。

▼3種類のレーザーの違い
アレキサンドライト ダイオード ヤグ
波長 755nm 800〜940nm 1064nm
レーザーが届く深さ 浅い 中くらい 深い
黒い色への反応 強い 中くらい 弱い
痛みの強さ ダイオードより強く、ヤグより弱い アレキサンドライトより弱い アレキサンドライトより強い
得意な毛・肌色 ・黒く太い毛 ・黒く太い毛
・産毛
・多少の日焼け肌
・多少の色黒肌
・黒く太い毛
・毛根の深い毛
・日焼け肌
・色黒肌
・色素沈着部位
苦手な毛・肌色 ・産毛
・毛根の深い毛
・日焼け肌
・色黒肌
・色素沈着部位
・毛根の深い毛
・色素沈着部位
・色黒肌
・色素沈着部位

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトは波長が755nmと短いレーザー。

レーザーが届く深さが最も浅く、痛みはヤグよりは弱くダイオードより強いという特徴を有しています。

黒い色へ強く反応することから、黒い毛や太い毛に高い効果が得られます

一方で、レーザーが届く深さは浅いため、毛根が深い男性のヒゲなどの毛には十分な効果を発揮しません。

また、黒色への反応が強いことから、日焼け肌や色黒肌、色素沈着部位に照射をすると、火傷をしてしまう可能性があり危険です。

クリニックや医院によっては、施術を断られる場合もあるので、その際は別の種類のレーザー機器を検討しましょう。

ダイオードレーザー

アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーのちょうど中間的な特徴を有し、幅広い肌色・毛質に効果があるのがダイオードレーザーです。

波長は800〜940nmとアレキサンドライトよりやや深く、多少の色黒肌や日焼け肌であれば照射が可能。

ダイオードレーザーは蓄熱式という、低出力のレーザーを連続で照射することが可能な機器が多い点が最大の特徴です。

低出力で照射できるため、痛みは3種の波長の中で最も弱く、痛みが苦手な人におすすめ

また、産毛はメラニン色素が薄くアレキサンドライトでの脱毛は難しいですが、蓄熱式ダイオードレーザーは、熱を少しずつ与えることで産毛にも反応します。

ヤグレーザー

3種の中で一番波長が長く、深層まで照射ができるヤグレーザー。

ヤグレーザーは熱破壊式で照射が行われることが一般的で、産毛から毛根の深い毛まで、幅広い毛質に高い脱毛効果を発揮します。

また、ヤグレーザーはメラニンへの吸収率が低いため、日焼け肌や色黒肌、色素沈着部位などに照射しても、火傷をしにくいメリットも。

そのため、肌色などの理由から施術を断られた人は、ヤグレーザーの機器を扱うクリニックを探してみてもよいでしょう。

ただし、高出力のレーザーが肌の奥深くまで届くため、特に男性のヒゲやVIOに照射する際には強い痛みを感じる可能性があります。

2.照射方法(レーザーの当て方)の違い

前途した通り、レーザーの照射方式には「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があります

照射方式も波長と同様にそれぞれ特徴が異なるため、事前に確認しておきましょう。

▼熱破壊式と蓄熱式の違い
熱破壊式 蓄熱式
特徴 高出力のレーザーを単発照射し、毛を作る組織を一気に破壊する方法 低出力のレーザーを繰り返し照射し、毛を作る組織を温めて破壊する方法
得意な毛 黒く太い毛 産毛
苦手な毛 産毛
痛み 強め 弱め
即効性 実感しやすい 実感しにくい

熱破壊式

熱破壊式はその名の通り、高出力のレーザーを照射し、熱により発毛組織を一気に破壊する照射方法です。

施術時に痛みは伴いますが、脱毛効果が高く、施術後1〜2週間程度で脱毛効果を実感できる点が特徴。

産毛などのメラニン色素が薄い毛には反応しにくい場合もあるため、施術したい部位や毛質によっては蓄熱式を選択するのがベターです。

蓄熱式

蓄熱式は低出力のレーザーを連続で照射し、毛包全体をジワジワと温めて破壊する照射方式

施術中の痛みが比較的少なく、産毛などのメラニン色素が薄い毛でも効果を実感しやすい点がメリットです。

ただし、脱毛効果を実感できるのは施術後2〜3週間後頃と、熱破壊式よりも遅めです。

蓄熱式脱毛は効果がない?

蓄熱式脱毛は2006年に開発された比較的新しい方法のため「効果がないのではないか」という声も見られます。

しかし、これはあくまで噂。

美容医療に関する診療指針では「蓄熱式脱毛レーザー機器による治療は従来の脱毛と比較して脱毛効果に有意差がなく、疼痛が少ないことが大きなメリットであり、スキンタイプによらず照射が可能であることから、脱毛を希望する患者の選択肢の1つと推奨できる」とまとめられています。

出典:「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」(美容医療診療指針作成分科会)

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レーザー脱毛機器12種類の特徴・違い

ここからは、人気脱毛クリニックに導入されている12種類の機械について特徴を解説していきます。

自分に合った脱毛機器がわかったら、導入しているクリニックを探してみましょう。

1. メディオスターネクストプロ

  • レーザーの種類:ダイオードレーザー
  • 照射方式:蓄熱式・熱破壊式

メディオスターネクストプロは、エースクレピオンレーザーテクノロジー社(ドイツ)が開発したダイオードレーザー脱毛機です。

2018年には、有効性・安全性のある医療機器として厚労省の薬事承認を取得しています。

蓄熱式でダイオードレーザーを照射することに加え、皮膚冷却システムにより肌への痛みを軽減

広い面積へ一度に照射が可能なので、短時間で施術が完了するのも魅力です。

2. メディオスターモノリス

  • レーザーの種類:ダイオードレーザー
  • 照射方式:蓄熱式・熱破壊式

メディオスターモノリスは、メディオスターネクストプロと同様に、エースクレピオンレーザーテクノロジー社が開発した脱毛機器。

冷却システムなどの機能性に加え、操作性と照射範囲が向上した、メディオスターネクストプロの後続機種です。

メディオスターモノリスも2020年に厚労省の薬事承認を取得済みで、安心して施術を受けられます。

操作性が向上したことで、施術者の技術や経験の差によって効果が左右されてしまう、蓄熱式の欠点をクリア。

メディオスターネクストプロより照射範囲が広いことで、施術時間が短く済むのもうれしいポイントです。

3. ジェントルレーズプロ

  • レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー
  • 照射方式:熱破壊式

ジェントルレーズプロはキャンデラ社(米国)が開発したアレキサンドライトレーザー脱毛機。

2016年に長期的な減毛を目的としたレーザー機器として、日本で初めて薬事承認を得ました

黒く太い毛に反応しやすいアレキサンドライトレーザーを熱破壊式で照射しますが、患者の肌色や毛質に合わせてパルス幅(光を照射する時間)を調整することが可能。

照射範囲が広いので短時間で施術が完了する点も魅力です。

さらに、レーザー照射と同時にマイナス26度の冷却ガスを噴射することで、痛みと炎症のリスクを軽減してくれます。

4. ジェントルヤグプロ

  • レーザーの種類:ヤグレーザー
  • 照射方式:熱破壊式

ジェントルヤグプロはキャンデラ社(米国)が開発したヤグレーザー脱毛機です。

有名なクリニックや医院で使用されることが多く、より高い脱毛効果を実感したい人におすすめ。

DCDガスを吹きつけて肌を冷却してから照射する、ダイナミッククーリングシステムを採用しており、照射の痛みを緩和してくれます。

痛みを緩和するといっても、蓄熱式の機器と比較すると痛みは強いため、痛みが苦手な人は麻酔クリームなどの塗布が可能かどうかクリニックに相談してみましょう。

5. ジェントルマックスプロ

  • レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー
  • 照射方式:熱破壊式

ジェントルマックスプロは、キャンデラ社(米国)により開発された脱毛機器です。

2016年にジェントルレーズプロとともに薬事承認を日本で初めて取得しており、アレキサンドライトとヤグ2種類の波長を搭載しています。

ジェントルヤグプロとの大きな違いは波長のほかには特になく、2種の波長を扱えることでより幅広い肌色や毛質に対応できることが最大の特徴です。

また、2022年にはジェントルマックスプロよりも最大照射面積が広く、最大照射エネルギーが高い「ジェントルマックスプロプラス」も登場。

より施術時間を短くしたい人はチェックしてみてください。

6. ソプラノアイスプラチナム

  • レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザー
  • 照射方式:熱破壊式、蓄熱式

ソプラノアイスプラチナムは、アルマレーザーズ社(イスラエル)が開発したレーザー脱毛機。

アレキサンドライト・ダイオード・ヤグの3波長を搭載しているため、あらゆる肌色や肌質に対応可能な万能脱毛機器です。

デメリットとしては、厚労省による薬事承認を受けていない未承認医療機器である点があげられます。

各クリニックの医師の裁量によって、医療脱毛施術時に使用されているため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合もあるため注意が必要です。

施術は3種類の波長をブレンドしながら照射するため、さまざまな毛にムラなく効果を発揮します。

また、照射方式も熱破壊式と蓄熱式の2種類を切り替えられるので、より効率的な脱毛が可能です。

7. ソプラノチタニウム

  • レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザー
  • 照射方式:熱破壊式、蓄熱式

ソプラノアイスプラチナムの上位機種であるソプラノチタニウム。

ソプラノアイスプラチナムと同様に、アルマレーザーズ社(イスラエル)により開発され、日本国内での薬事承認を取得していない機器です。

そのため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性もあります。

ソプラノアイスプラチナムと仕様はほとんど変わりませんが、照射範囲が広くなり、短い照射時間での施術が可能です。

8. ライトシェアデュエット

  • レーザーの種類:ダイオードレーザー
  • 照射方式:熱破壊式

ライトシュアデュエットは、米国のルミナス社が開発したダイオードレーザー脱毛機器。

2020年に長期的な減毛を目的とした医療機器として、厚労省の薬事承認を取得しているため、安心して施術を受けられます。

照射範囲の異なる2種類のハンドピースを使い分けて施術ができるため、範囲の広い部位も短時間で照射ができる点がメリットです。

また、ターゲットとレーザーの距離を物理的に近づけることのできる、皮膚を吸引するメカニズムを採用

これにより、ターゲットを狙いやすくなる点に加え、より肌の深い部位にも光が届きます。

ダイオードレーザーの中間的な波長を使用しながら、より深層に光を届けられるので、肌の負担を抑えながらより効率的に照射できる機器と言えるでしょう。

9. スプレンダーX

  • レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー
  • 照射方式:熱破壊式

スプレンダーXは、ライトシェアデュエットを開発したルミナス社(米国)製の脱毛機器。

2022年に薬事承認済みで、アレキサンドライトとヤグの2つの波長を採用しています。

波長を使い分けることで、さまざまな肌色や毛質の人が脱毛効果を実感できます。

また、スプレンダーXの最大の特徴は、大口径スクエアスポット。

27mm×27mmという広範囲のスクエアスポットにより、短い時間での施術が可能なほか、打ち漏れや火傷のリスクも軽減されています。

さらに、ハンドピースは吸煙装置を内蔵し、施術中に発生する毛が焦げた不快なニオイを抑えてくれるので、よりリラックスして施術を受けられます。

10. ラシャ

  • レーザーの種類:ダイオードレーザー
  • 照射方式:熱破壊式、蓄熱式

ラシャは、美容大国・韓国の会社であるブルーコア社が開発した、ダイオードレーザー脱毛機器。

熱破壊式と蓄熱式2種類の照射方式を採用しており、照射部位に合わせて使い分けることが可能です。

マイナス15度の強力な冷却システムにより、照射時の熱による痛みを和らげてくれます

なお、ラシャは日本国内での薬事承認はまだ取得していません。

ラシャでの施術を受ける場合は、医薬品副作用被害救済制度の対象外になるリスクがある点を理解しておきましょう。

11. クラリティツイン

  • レーザーの種類:アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー
  • 照射方式:熱破壊式

韓国のルートロニック社(韓国)が開発した脱毛機器・クラリティツイン。

異なる大きさの9種のスポットサイズを搭載し、レーザーの直径を細かく調整できます。

また、クラリティツインは、レーザー強度のムラをなくし、照射範囲のレーザーの強さを均一にする技術を採用。

一般的にレーザーは照射範囲の中心部が最も強く、外側まで効果を感じられるよう出力を上げる必要がありましたが、クラリティツインにその必要はありません。

高出力で照射をしなくてもムラなく効果を発揮するので、比較的少ない痛みでの施術が可能です。

12. クリスタルプロ

  • レーザーの種類:ダイオードレーザー
  • 照射方式:熱破壊式、蓄熱式

クリスタルプロは、医療脱毛で知られるエミナルクリニックが独自に開発したダイオードレーザー脱毛機器です。

照射方式を変更しながら、毛質や肌色に合わせて照射するため、痛みを抑えながら脱毛の効果を実感できます。

国内の医院が扱っている機器という点で安心感はありますが、薬事承認は未取得。

医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合もある点に注意しましょう。

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  • 脇とVIOには無料で麻酔を使用できます

毛質・肌質に合った機械を選ぶならどれがいい?

ここまで12種のレーザー脱毛機器の特徴を解説しましたが、同じ波長や照射方式を採用している機械も多く、自分にはどのレーザー脱毛機器が合っているのか迷ってしまいますよね。

ここでは脱毛したい部位や毛質ごとに、おすすめのレーザー脱毛機器を紹介します。

医療脱毛の痛みが不安な人におすすめの機械

すでに医療脱毛を経験した人から、「医療脱毛は痛い」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

そんな口コミからレーザーの痛みに不安がある人は、痛みが比較的少ないダイオードレーザーを搭載し、蓄熱式で照射可能なレーザー脱毛機器がおすすめです。

機械の名称 特徴 導入クリニックの例
メディオスターネクストプロ 皮膚冷却システムを搭載し、肌への痛みを軽減する ・フレイアクリニック
・リゼクリニック
・TCB東京中央美容外科
メディオスターモノリス 360度全方向型冷却システムを搭載し、肌への痛みを軽減する ・フレイアクリニック
ラシャ マイナス15度の強力な冷却システムを搭載し、熱による痛みを軽減する ・ジュノ(JUNO for WOMEN)
・リゼクリニック
・TCB東京中央美容外科
クリスタルプロ 急な温度変化がないことで、痛みを緩和する ・エミナルクリニック
ソプラノアイスプラチナム 熱量を確認しながら照射できるため、熱量を与えすぎることによる痛みを軽減 ・レジーナクリニック
ソプラノチタニウム 照射と冷却を同時に行いながら、エネルギー量を抑えることで痛みを軽減する ・じぶんクリニック
・レジーナクリニック
・アリシアクリニック

日焼け肌・色黒肌・色素沈着がある部位におすすめの機械

日焼け肌・色黒肌の人や、色素沈着部位の脱毛をしたい人は、蓄熱式のダイオードレーザー脱毛機器でも問題なく効果を実感できます。

また、色素沈着が強く太く濃い毛が生えるVIOは、ヤグレーザー脱毛機を使用するのもおすすめです。

機械の名称 特徴 導入クリニックの例
メディオスターネクストプロ ・蓄熱式照射が可能なダイオードレーザー脱毛機
・冷却システムで痛みを軽減
・フレイアクリニック
・リゼクリニック
・TCB東京中央美容外科
メディオスターモノリス ・蓄熱式照射が可能なダイオードレーザー脱毛機
・施術者による技術差が出づらい
・フレイアクリニック
ラシャ ・蓄熱式照射が可能なダイオードレーザー脱毛機
・マイナス15度まで冷却できるため痛みが少ない
・ジュノ(JUNO for WOMEN)
・リゼクリニック
・TCB東京中央美容外科
クリスタルプロ ・蓄熱式照射が可能なダイオードレーザー脱毛機
・強力な冷却機能により痛みを抑える
・エミナルクリニック
ソプラノアイスプラチナム ・ダイオード・ヤグを含む3波長を搭載
・蓄熱式により少ないエネルギーで照射可能
・レジーナクリニック
ソプラノチタニウム ・ダイオード・ヤグを含む3波長を搭載
・蓄熱式照射が可能で旧機種に比べ施術時間も短い
・じぶんクリニック
・レジーナクリニック
・アリシアクリニック
ジェントルヤグプロ ・黒い色への反応が薄いヤグレーザーを搭載
・冷却ガスにより痛みを軽減
・リゼクリニック
ジェントルマックスプロ ・黒い色への反応が薄いヤグレーザーを搭載
・冷却ガスにより痛みを軽減
・フェミークリニック
スプレンダーX ・黒い色への反応が薄いヤグレーザーを搭載
・照射範囲が広く短時間で施術できる
・アリシアクリニック
・大美会クリニック

ワキやVIOなどの黒く太い毛におすすめの機械

ワキやVIOの脱毛を検討している人には、メラニンへの吸収がよいアレキサンドライトレーザーと、肌のトーンが暗い部位にも照射できるヤグレーザーの両方を搭載した脱毛機がおすすめです。

ワキやVIOなどは皮膚が薄く、血管や神経が集中している部位なので、痛みを緩和する冷却機能や照射時間が短いかどうかもチェックしましょう。

機械の名称 特徴 導入クリニックの例
ジェントルマックスプロ ・冷却ガスにより痛みを軽減
・広範囲照射で施術時間を短縮
・フェミークリニック
スプレンダーX 広範囲のスクエアスポットにより短時間で施術が済む ・アリシアクリニック
・大美会クリニック
クラリティツイン ・均一にレーザー照射ができる技術を採用
・施術時の痛みが比較的少ない
・ザ ナチュラルビューティー クリニック

顔や背中などの産毛におすすめの機械

顔や背中などに細かく生えている産毛は脱毛することが難しく、回数を要する場所です。

そんな産毛には、毛包全体をジワジワ温めることで発毛組織にダメージを与える蓄熱式のレーザー脱毛機がおすすめです。

機械の名称 特徴 導入クリニックの例
メディオスターネクストプロ ・蓄熱式照射が可能
・ダイオード2波長をブレンドして照射できる
・フレイアクリニック
・リゼクリニック
・TCB東京中央美容外科
メディオスターモノリス ・蓄熱式照射が可能
・操作性がよく、施術者の技術不足によるリスクが少ない
・フレイアクリニック
ラシャ ・蓄熱式照射が可能
・広範囲をスピーディーに照射できる
・ジュノ(JUNO for WOMEN)
・リゼクリニック
・TCB東京中央美容外科
ソプラノアイスプラチナム ・ヤグレーザーを含む3波長をブレンドして照射
・蓄熱式照射が可能
・レジーナクリニック
ソプラノチタニウム ・ヤグレーザーを含む3波長をブレンドして照射
・蓄熱式照射が可能
・じぶんクリニック
・レジーナクリニック
・アリシアクリニック
クリスタルプロ ・蓄熱式照射が可能 ・エミナルクリニック

全身脱毛でも短時間で施術できる機械

全身脱毛は施術に長い時間がかかるのがネック。

用事の合間や仕事終わりなどでも施術をサクッと終えられる、施術時間の短いレーザー脱毛機器を選びましょう。

短時間で終えられるのは、シリーズの最新型か冷却ジェルの塗布が不要な機器

シリーズの最新型は旧機種に対し、照射範囲の拡大など、スピード面が改善されている傾向が多いのが特徴。

冷却ジェルが不要な脱毛機器は、ジェルの塗布や拭き取りの時間が削減できるため、施術時間を短縮することが可能です。

機械の名称 特徴 導入クリニックの例
ジェントルレーズプロ ・冷却ジェルが不要
・大口径のスポットと素早い照射により照射時間を短縮
・レジーナクリニック
ジェントルマックスプロ 冷却ジェルが不要で、塗布や拭き取りの時間を短縮 ・フェミークリニック
メディオスターモノリス ・メディオスターネクストプロの後続機種
・広範囲に照射し、施術時間を短縮
・フレイアクリニック
ソプラノチタニウム ・ソプラノアイスプラチナムの後続機種
・広範囲に照射し、施術時間を短縮
・じぶんクリニック
・レジーナクリニック
・アリシアクリニック
ライトシェアデュエット 広範囲に照射可能なハンドピース搭載で、面積の大きい部位も素早く施術可能 ・トイトイトイクリニック
・ジョウクリニック
スプレンダーX 27mm×27mmのスクエアスポットを採用し、短い時間での照射が可能 ・アリシアクリニック
・大美会クリニック

医療脱毛の機械に関するよくある質問

最後に医療脱毛の機械についてよくある質問とその回答を紹介します。

下記以外で浮かんだ疑問や不安点は、契約をする前に美容クリニックや医院でしっかりと確認しておくことがおすすめです。

クリニック(医療脱毛)とサロン(美容脱毛)の機械に違いはある?

実態としては、美容クリニックや医院では今回紹介したレーザー脱毛機、美容サロンでは光脱毛機を導入しているという違いがあります。

美容サロンでレーザー脱毛機が使用されていないのは、レーザー脱毛機は毛を作る組織を破壊することで脱毛効果を得る機械であるためです。

じつは「毛を作る組織を破壊する」行為は医療行為にあたり、医療従事者以外が施術を行うと医師法違反となってしまいます。

つまり、美容クリニックであるかサロンであるかに関係なく、医療従事者以外は出力の高いレーザー脱毛機を使用した施術はできません

そのため、医療機関でないサロンでは、毛を作る組織を破壊しない光脱毛機が採用される傾向にあります。

家庭用脱毛器でも効果はある?

家庭用脱毛器と呼ばれる商品には、サロンで使われる光(IPL)を使用したムダ毛ケアが行えるものもあります。

ただし、一般の人が使用できるように、出力がかなり抑えられているため、より高い脱毛効果を求める人は物足りなさを感じてしまう場合も。

自宅で手軽にケアできるという点で、頻繁に照射が可能ですが、期待できる効果はムダ毛が目立ちにくくなる程度です。

そのため、VIOなどの施術をクリニックやサロンで受けるのが恥ずかしい人や、脱毛器に搭載されている美肌ケアなどのそのほかの効果を求める人におすすめです。

医療脱毛の機械を多く扱っているクリニックの方がいい?

数多くの脱毛機器を扱っていれば、機械を使い分けることで、幅広い肌色や毛質に対応でき、各脱毛機器のデメリットを補うことが可能です。

しかしながら、機械の種類が少なくても、1台に複数の波長や照射方式を搭載した機械もあるため、一概に機械の種類が豊富なクリニックがよいとは言えません

脱毛機器の種類の豊富さを謳っているクリニックに安易に飛び付かず、今回紹介した各脱毛機器の特徴をしっかり確認してクリニック選びをしてみてくださいね。

ジュノ(JUNO for WOMEN)は「ラシャ」を導入

ジュノ(JUNO for WOMEN )は、幅広い肌質・毛質に対応できるダイオード脱毛機「ラシャ」を使用した医療脱毛を提供しています。

痛みが不安な患者さまには小まめに痛みの有無を確認し、レーザーの出力調整や麻酔クリームの使用により痛みを最小限にできるよう配慮。

痛みや効果が気になる方には、全身脱毛の1回体験プラン(24時間以内のご予約で9,800円)もご用意しておりますので、お気軽にお申し込みください。

※ラシャについて
ラシャは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
・入手経路:各院で使用しているラシャは韓国BLUECORE社により製造されたものをジュノ(JUNO for WOMEN)の医師が輸入しております。
・国内の承認医薬品等の有無:ラシャと同一の性能・作用を持ち、日本国内で薬事承認を受けている医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報:主要な欧米各国で承認されている国はないため、海外においても現時点ではリスクは明らかになっていません。

参考文献
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