蓄熱式脱毛は効果ない?白髪への効果やデメリットまで医師が解説

脱毛の効果に満足する女性

蓄熱式脱毛(SHR)は、低出力の光やレーザーを連射する脱毛方法です。

施術時の痛みが弱いことから、多くのクリニックが蓄熱式の脱毛機を導入しています。

蓄熱式脱毛のポイント
  • 脱毛効果は熱破壊式とほぼ同じ
  • 白髪への脱毛効果は期待できない
  • VIOなどの太い毛から、うぶ毛など細い毛まで脱毛できる
  • 熱破壊式と経過が異なり、施術から約2週間後に毛が抜け始める
  • 施術者の技術・経験に効果が左右されやすいなどのデメリットがある

この記事では、蓄熱式脱毛のしくみや効果、回数の目安、メリット・デメリットなどについて、わかりやすく解説します。

  • ※本記事は2024年4月時点の情報をもとにまとめています。
  • ※記事内の金額は税込の表示となります。

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  • 従来機種に比べ短時間での施術が可能なので、予約が取りやすい

蓄熱式脱毛とは?

最新機器で痛みを抑えた施術を受けている写真

ジュノ(JUNO for WOMEN)で蓄熱式脱毛をする様子

「蓄熱式脱毛」の医学的に正式な定義はまだ決まっていませんが、低出力の光やレーザーを繰り返し当てる方法を指すことが多いです。

それでは、詳しい仕組みなどについて解説しましょう。

蓄熱式脱毛の仕組みと熱破壊式との違い

一般的に、医療脱毛としてクリニックで行われているものの多くは、レーザー脱毛です。

レーザー脱毛には、熱破壊式(HR:Hair Removal)と、蓄熱式(SHR:Super Hair Removal)の2種類があります。

どちらも、毛の黒い色(メラニン)に反応するレーザーを当てて、発生した熱で毛を生やす細胞を破壊する脱毛方法です。

毛の構造

熱破壊式は、強いエネルギーのレーザーを単発で照射し、毛乳頭や毛母細胞を一気に破壊します。

これに対し、蓄熱式は低出力のレーザーを連射し、バルジ領域や毛乳頭などをじわじわと温めて破壊するものを指すことが多いようです。

照射エネルギーが弱くても連射することで毛そのものに熱がたまり、45~55℃程度になると、バルジ領域や毛乳頭のタンパク質の構造が変化します。

さらに、バルジ領域が毛乳頭などへ毛の生成を促す指令として出す物質(サイトカイン)や、それらが通る道筋なども変わります。

その結果、毛が細くなり、抜けていくのです。

蓄熱式脱毛の特徴

ピーク時の出力 低い
平均出力 高い
照射時間 熱破壊式より長い
照射スピード 早い
痛み ない〜弱い
表皮ダメージ 少ない
合併症の可能性 低い
即効性 低い

蓄熱式脱毛のメリット

蓄熱式脱毛のメリット
  • 熱破壊(HR)式より痛みが少ない
  • 肌へのダメージが少ない
  • 幅広い肌質に対応できる

熱破壊式は、高出力のレーザーを単発で照射するため、輪ゴムを弾いたときのような、やや強い痛みを感じます。

それに対し、蓄熱式脱毛は、低出力のレーザーで少しずつ温めるため、熱破壊式よりも痛みを感じづらいのが利点です。

肌への負担も軽く、熱破壊式では対応できない色の濃い肌への脱毛も可能です。

そのほか、うぶ毛のような色の薄い毛や細い毛にも高い効果が期待できます。


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蓄熱式脱毛は効果がないってホント?

患者にアドバイスをする西岡先生(マスク無し)

蓄熱式脱毛は効果が低いというのは間違いだそう

「蓄熱式脱毛は弱いレーザーを使うから、痛みはないぶん、脱毛効果は低いのでは?」と考える人も多いようです。

しかし、蓄熱式脱毛は熱破壊式脱毛とほぼ同じ脱毛効果を期待できます

ただし、いくつか誤解されている点もあります。

蓄熱式脱毛でも白髪への効果は期待できない

クリニックの中には「蓄熱式はバルジ領域をターゲットにしているから、白髪でも脱毛できる」と説明しているところもあります。

しかし、蓄熱式脱毛であっても、毛の黒い色(メラニン)にレーザーを反応させて発生する熱で脱毛する点は熱破壊式と同じです。

したがって、蓄熱式脱毛であってもメラニンのない白髪への脱毛効果はないと考えられます。

白髪をどうしても脱毛したい場合は、ニードル脱毛という選択肢もあります。

ニードル脱毛とは、1つひとつの毛穴に針を刺して電流を流し、毛を生やす細胞を破壊する脱毛方法です。

ニードル脱毛は、電気脱毛、針脱毛などとも呼ばれています。

蓄熱式脱毛はVIOなど太い毛にも効果あり

蓄熱式脱毛では、「顔などのうぶ毛も脱毛できる」という紹介・説明をよく見かけます。

その一方で、「ワキVIO、男性のヒゲなどの剛毛には弱い」という声も少なくありません。

しかし、蓄熱式脱毛でも、熱破壊式と同じ効果があり、施術回数なども変わりません

ちなみにジュノ(JUNO for WOMEN)では、蓄熱式の方が効果的に脱毛を行えるため、うぶ毛も蓄熱式で施術しています。

蓄熱式脱毛で目指せる効果は永久減毛

クリニックで受ける蓄熱式脱毛は、いわゆる「永久脱毛」とほぼ同じ意味です。

ただし、永久脱毛は「脱毛後は一生毛が生えない」という意味ではありません

永久減毛とは、毛の生え変わりのサイクル(毛周期)を超える期間、毛量があきらかに減少している状態が続くことをいいます。

クリニックが施術する医療脱毛は、毛を生やす組織を破壊するため、永久減毛を実現できます。

したがって、クリニックで行われる蓄熱式脱毛も、永久減毛を目指せるのです。

蓄熱式脱毛のデメリットは?

ジュノ(JUNO for WOMEN)クリニックのスタッフから女性がカウンセリングを受けている様子の写真

蓄熱式脱毛について解説するカウンセラー

痛みが少なく、熱破壊式とほぼ同様の効果を得られる蓄熱式脱毛ですが、デメリットが全くないわけではありません。

蓄熱式脱毛のデメリット
  • 照射時間は熱破壊よりやや長い
  • 即効性を感じにくい
  • 施術者の経験・理解度が求められる

蓄熱式で照射した毛は熱破壊式のように施術後すぐに抜けるわけではなく、施術後2週間くらいからゆっくりと抜けていきます

また、どの程度のエネルギーのレーザーをどれくらいの間隔で、何回照射するのかによって効果が変わります。

そのため、施術者の経験・技術によって効果が左右されるのが難点です。

そのほか、蓄熱式にも熱破壊式と同様に、赤みやヒリヒリ感、毛のう炎、やけど、炎症後色素沈着などのリスクがあります。

ちなみに蓄熱式は熱破壊式に比べ、硬毛化(今までなかったような太く硬い毛が生える現象)のリスクは低いといわれています。

蓄熱式脱毛後の経過と抜けない原因

先にご説明したように、蓄熱式脱毛では脱毛後に毛が抜けることはありません。

脱毛施術から抜けるまで2週間ほどかかります

抜けない場合の原因を含め、詳しく解説していきましょう。

蓄熱式脱毛で毛はいつ抜ける?

蓄熱式脱毛で脱毛をした後に毛が抜けるのは、約2週間後です

熱破壊式のように、脱毛から数日でポロポロと飛び出すように毛が抜け落ちる「ポップアップ現象」は見られません。

しかし、約2週間ほど経てば毛が抜け始めます。

ですから、抜けないからといって、指や毛抜きなどで毛を無理に抜かないこと。

自分で毛を抜くと、毛穴が傷ついて細菌感染を起こすおそれがあります

また、誤って成長期の毛を抜いてしまうと、次回の脱毛効果が得られなくなります。

蓄熱式脱毛後に毛が抜けない場合は?

蓄熱式脱毛は、熱破壊式のようなポップアップ現象がないだけで、脱毛後の経過は熱破壊式と同じです。

脱毛後から2週間以上経っても毛が抜けないときは、以下の理由で十分な脱毛効果を得られていない可能性があります

毛の抜けが悪いときは、次回の施術時にぜひ医師に相談してください。

照射エネルギーの調整を含め、適切な対応を検討してくれるはずです。

  1. レーザーの照射エネルギーが弱い
  2. 蓄熱式脱毛では、低出力でレーザーを連射します。

    このとき、レーザーのエネルギーが弱すぎると、十分な脱毛効果が得られません

  3. 毛の色素が薄い
  4. 蓄熱式のレーザーは、熱破壊式と同様、毛の黒い色(メラニン)に反応して熱を発生させています。

    その熱で、バルジ領域などを破壊して脱毛効果を狙うのです。

    毛の色があまりにも薄すぎると、レーザーを当てても熱が発生しづらいため、脱毛効果が得にくくなります。

  5. 照射漏れ

レーザーを照射できていない部分があると、部分的に毛が残る照射漏れ(打ち漏れ)が起こります。

なお、脱毛から1ヶ月経って見つかった毛は、成長期になって新たに生えてきた毛と考えられます。

SHR方式のエステ脱毛や家庭用脱毛器でも効果ある?

レーザー脱毛だけでなく、エステサロンで行われる光脱毛でも、「SHR脱毛」とうたうものがあります。

また、家庭用光脱毛器でも「SHR脱毛」をうたった製品があります。

ただ、エステ脱毛や家庭用脱毛器では、バルジ領域や毛乳頭を破壊することができないため、脱毛効果は一時的です。

数年経てばまた毛が生えてくると思っておいたほうがよいでしょう。

蓄熱式脱毛は5回で卒業できる?

蓄熱式脱毛も、脱毛のしくみや効果は熱破壊式とほぼ同じなため、必要な回数は5〜8回程度が基本です。

以下で詳しく見ていきましょう。

蓄熱式脱毛にかかる回数・期間

蓄熱式脱毛で「卒業」までにかかる回数の目安は、5~8回程度です

期間でいうと、1年~1年半程度と考えてください。

ただ、卒業=脱毛のゴールをどこに設定するのかは、人によって異なります。

「自己処理する必要がなければいい」と5回で満足する人もいれば、「うぶ毛も完全になくしたい」と8回以上続ける人もいます。

そのほか、部位や毛量、毛質、肌質、脱毛機などによっても回数・期間は変わってきます。

自分の希望を満たすには、どの程度の回数・期間が必要なのか、事前にカウンセリングで確認するとよいでしょう。

蓄熱式脱毛に必要な回数・期間の目安

部位 自己処理不要になるまで うぶ毛もなくなるまで
8〜10回程度
(1年〜1年半程度)
10回〜
(2年〜)
ワキ 5〜8回程度
(1年〜1年半程度)
8回〜
(1年半〜)
腕(ひじ上、ひじ下) 5回程度
(1年程度)
8回〜
(1年半〜)
背中・お腹 5〜8回程度
(1年〜1年半程度)
10回〜
(2年〜)
VIO 5〜8回程度
(1年〜1年半程度)
10回〜
(2年〜)
脚(ひざ上、ひざ下) 5回程度
(1年程度)
8回〜
(1年半〜)
全身(顔・VIOを除く) 5〜8回程度
(1年〜1年半程度)
8回〜
(1年半〜)

※2ヶ月に1回通った場合


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蓄熱式脱毛に通う間隔

蓄熱式脱毛でも、次回の脱毛までの間隔は、1ヶ月半~2ヶ月程度が目安です。

クリニックの中には「蓄熱式はバルジ領域をターゲットにしているので、毛周期は関係ない」と説明しているところもあります。

しかし、蓄熱式脱毛でもレーザーを毛のメラニンに反応させて、生じた熱で脱毛するしくみは変わりません。

つまり、毛周期に合わせて照射する必要があるのです。

毛周期とは、成長期→退行期→休止期をくり返す、毛の生え変わりのサイクルのこと。

毛周期のイメージ

毛周期のイメージGIF

退行期・休止期の毛はメラニンが少なく、毛乳頭と毛が離れつつあるのが特徴です。

そのため、退行期・休止期のメラニンの少ない毛にレーザーを当てても、高い脱毛効果が期待できないのです。

蓄熱式脱毛機器にはどんな機種がある?

「ラシャ(Lasya)」とは、韓国のBluecore Companyが製造販売するレーザー脱毛機です。

ジュノ(JUNO for WOMEN)が使用している「ラシャ」

では、蓄熱式脱毛ができる脱毛機にはどのようなものがあるのでしょうか。

主な機種をご紹介します。

ラシャ(Lasya)

ラシャ(Lasya)」は、韓国のBLUECORE社が製造販売するレーザー脱毛機です。

808nmの波長のダイオードレーザーを搭載しており、幅広い肌質・毛質に対応します。

2種類の照射方法(熱破壊式/蓄熱式)を部位ごとに使い分けられるため、部位や毛量・毛質に応じた最適な施術が可能です。

ヘッド部分にマイナス15℃程度まで冷却できる自動冷却装置を搭載しているので、施術時の痛みも軽減できます。

ジュノ(JUNO for WOMEN)では、ラシャを導入しています。

※院によって脱毛機が異なる場合があります。

ソプラノシリーズ

ソプラノシリーズは、イスラエルのアルマレーザー社が展開しているレーザー脱毛機シリーズです

日本では

  • ソプラノアイスプラチナム
  • ソプラノチタニウム

を導入しているクリニックが多く見られます。

アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーヤグレーザーの3波長を同時に照射でき、毛根が深い毛からうぶ毛まで幅広い毛に対応します。

メディオスターシリーズ

メディオスターシリーズは、ドイツのエースクレピオン社が展開しているレーザー脱毛機シリーズです

現在、日本では「メディオスターNeXT PRO」を導入しているクリニックが多くみられます。

2021年4月より、後継種の「メディオスターモノリス」の販売もスタート。

どちらも808nmと940nmの2種類のダイオードレーザーを同時照射でき、スピーディーな施術が可能です。

蓄熱式脱毛は痛いというより熱い?

蓄熱式脱毛のメリットの1つは、熱破壊式よりも「痛みが弱いこと」。

これは、弱いレーザーを連射して、じわじわと温めて毛を生やす細胞を破壊しているから。

少しずつ熱が加えられるぶん、痛みを感じづらいのです。

痛みの感じ方には個人差がありますが、お湯の入ったマグカップを肌に乗せられているような、じんわりとした熱さを感じるという人もいます

ほとんど痛みを感じない部位もありますが、その反対に、痛みを感じやすい部位もあります。

部位別痛みの目安

部位 痛みの目安 コメント
軽い痛み〜強い痛み 骨に近く皮膚も薄い額や鼻下は痛みを感じやすい
手の甲・指 平均的な痛み 毛が濃い場合は、バチッとした痛みを感じることも
軽い痛み 腕の内側は皮膚が薄いため痛みを感じる場合も
ワキ 平均的な痛み 毛が太く濃い部位のため
胸・お腹・お尻 軽い痛み アンダーバストやわき腹、腰など骨に近い部分は痛みを感じることも
VIO 強い痛み 毛が太く濃いVライン、粘膜に近いIラインは特に痛みを感じやすい
軽い痛み〜強い痛み 皮膚が薄い内ももや、骨に近いひざ・すねは痛みが強くなる
足の甲・指 平均的な痛み 毛が濃い場合は、バチッとした痛みを感じることも

なお、クリニックで行われる医療脱毛であれば、麻酔を使うことも可能です。

ジュノ(JUNO for WOMEN)の全身脱毛プランでは、麻酔を利用した場合も麻酔代はかかりません。


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ジュノの特徴
  • 全身の気になる部位だけ脱毛できる60分間セレクトプランが月額19,800円!
  • 24時間以内のご予約で9,800円で全身脱毛ができる1回体験プランも実施中
  • 従来機種に比べ短時間での施術が可能なので、予約が取りやすい
  • 顔のしぶとい「うぶ毛」は、蓄熱式でジワジワ照射


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