白色人種(白人)に一重まぶたはいないのですか?
白色人種(白人)に一重まぶたの人はほとんどいません。
白色人種(白人)に一重まぶたの人はほとんどいないといわれています。
蒙古ひだによって二重のラインが目立ちにくい人はいますが、二重まぶたの人が大半です。
白色人種(白人)のほとんどが二重まぶたである理由は大きく2つあります。
1つ目は、目周辺の骨格や構造によるものです。
白色人種(白人)の顔の特徴は、彫りが深く目がくぼみ、目と眉毛の間が狭いことです。
上まぶたの脂肪(眼窩脂肪)が少ないことに加え、まぶたを引き上げる挙筋腱膜の繊維が多いのも特徴。
これらの特徴から、目を開く(挙筋が収縮する)と瞼板が上向きになり、皮膚が引き込まれて二重のラインができるのです。
2つ目は、遺伝学的要素によるものです。
一重まぶたは劣性遺伝であり、両親のうち一方が一重まぶたで他方が二重まぶたの場合、子どもが二重まぶたになる可能性が高まります。
このため、世界全体で見ても一重まぶたの割合は少ないとされており、アジア人でも約半数が二重まぶたであると推定されています。
しかし、日本人には一重まぶたの割合が高いとされ、一説によると日本人の7割が一重まぶたであるといわれてます。
これは日本人のルーツに起因しています。縄文時代の日本には、彫りの深い顔立ちで、二重まぶたの人が多くいました。
しかし弥生時代から古墳時代にかけて、大陸から多くの渡来民が日本にやって来るようになります。
渡来民の祖先は厳寒地で生活しており、顔の凍傷を防ぐためにまぶたが厚くなり、一重まぶたになったと考えられています。
一重まぶたの人は、渡来民の遺伝子をより強く受け継いでいると考えられるでしょう。
参考文献:Nguyen MQ, Hsu PW, Dinh TA. Asian blepharoplasty. Semin Plast Surg. 2009 Aug;23(3):185-97.
「古代遺跡の人々から探る日本人のルーツ」(札幌医科大学)
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