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二重整形のダウンタイムはどれくらい?過ごし方や早く終わらせるポイントを解説

二重整形のダウンタイムはどれくらい?過ごし方や早く終わらせるポイントを解説

二重整形を考えた時に「仕事はあまり休めないけど術後はどれくらい腫れるのだろう?」と、ダウンタイムのことが気になって踏み切れない人も多いものです。

二重整形のダウンタイムの症状のピークは術後3日〜1週間程度で、経過は埋没法か切開法かによって異なります。

この記事では、以下の内容について丁寧に解説します。

この記事でわかること
  • ダウンタイムの期間や症状
  • ダウンタイムを短くする過ごし方
  • ダウンタイム中にできないこと・期間
  • より腫れにくい二重整形の施術方法

ダウンタイムが全くない二重整形手術はありませんが、ダウンタイムを短くする工夫をした施術方法は各クリニックが取り入れています。

埋没法と切開法の違いが気になる人、腫れや痛みに配慮したクリニックを探している人は以下の記事も参考にしてください。

※本記事は2023年11月時点の情報をもとにまとめています。
※記事内の金額は税込です。
※二重整形は保険診療が適用されない自由診療となります。

二重整形のダウンタイム期間・症状は?

二重整形のダウンタイム期間・症状は?

二重整形のダウンタイム期間は、埋没法で1週間程度、切開法で1〜2週間程度です。

経過や症状について以下で詳しく見ていきましょう。

埋没法

皮膚を切開しない埋没法のダウンタイム期間は、数日〜1週間程度とされています。

ダウンタイム期間に現れる主な症状には、下記があります。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 痛み
  • 目の違和感(ゴロゴロやドライアイ)

しかし、多くは1週間程度で治ります。

腫れのピークとなるのは術後3日目頃までなので、あらかじめスケジュールを調整して2、3日仕事を休むか、3連休前に施術を受ける人が多いようです。

ただし、完全に腫れが引いてキレイな二重が完成するのは、術後1〜3ヶ月が目安です。

それまでは、二重のラインが不自然に見える日もあるかもしれませんが、腫れが引くのを気長に待ちましょう。

▼埋没法のダウンタイムの概要
ダウンタイム期間 数日〜1週間程度
ダウンタイムのピーク 手術当日〜翌々日
ダウンタイムの主な症状 腫れ・内出血・痛み・目の違和感
完成までの期間 1ヶ月〜3ヶ月程度

切開法

皮膚を切開して二重のラインを作る切開法のダウンタイム期間は、一般的には1〜2週間程度とされています。

埋没法と同じく、腫れや痛みのピークは術後2〜3日ですが、強い腫れや内出血が1週間程度は続くので、その期間は仕事を休む人が多いのも特徴です。

術後1週間程度で抜糸を行い、翌日からアイメイクやコンタクトが可能になります。

切開の傷跡も、2週間から1ヶ月で徐々に目立たなくなっていきます。

1ヶ月後くらいまでは、肌のつっぱり感などが続きますが、2ヶ月も経つ頃にはおさまるでしょう。

時間の経過と共に少しずつ二重幅も狭くなっていき、大体3〜6ヶ月後頃にはキレイな二重が完成します。

▼切開法のダウンタイムの概要
ダウンタイム期間 1〜2週間程度
ダウンタイムのピーク 術後1週間程度
ダウンタイムの主な症状 腫れ・内出血・痛み・つっぱり感
完成までの期間 3〜6ヶ月程度

二重整形のダウンタイムを早く治す過ごし方は?

二重整形のダウンタイムを早く治す過ごし方は?

二重整形のダウンタイムをできるだけ早く終わらせるためには、以下のポイントに気をつけながら過ごすとよいでしょう。

  1. 術後3日程度は患部を冷やす
  2. 処方された薬を飲む
  3. まぶたを触らない・こすらない
  4. メガネやサングラスを活用する
  5. 横になる時は頭が心臓よりも高くなるようにする
  6. 長風呂や激しい運動、飲酒を避ける
  7. 塩分や水分を取りすぎない
  8. 喫煙を控える

1.術後3日程度は患部を冷やす

施術直後のまぶたの腫れや内出血を早く治すには、アイシングが効果的です。

水に濡らして絞ったタオルや、清潔なタオルで包んだ保冷剤(ビニール袋に入れた氷でもOK)をそっと目元に当てるだけです。

冷やしすぎても症状が悪化してしまう可能性があるため、冷やす時間は数分程度で十分です。

これを1日に数回行いましょう。

患部が熱を持っていなければ、術後3日目以降もアイシングを続ける必要はありません。

なお、冷却シートは深部の体温を下げる効果までは期待できないことに加え、各商品の説明書にも目の周囲や傷口などには使用しないように記載されているので避けましょう。

2.処方された薬を飲む

施術後は痛みを和らげたり、炎症を抑えたりするために、鎮痛剤などの内服薬が処方されます。

ダウンタイムを短くしたい場合は、処方された内服薬の用法用量を守って服用しましょう。

もし、内服薬を飲み切ったあとも、まぶたの腫れが強かったり、痛みを感じたりする場合は、クリニックに相談してください。

3.まぶたを触らない・こすらない

施術後は仕上がりが気になって、まぶたを触りたくなりがちですが、触る・こするといった刺激は、腫れや内出血を悪化させる原因になります。

刺激を与えたことで腫れがなかなか引かなかったり、雑菌が入ってしまったりする可能性があるため、触らないように我慢しましょう。

また、下ろした前髪が当たることやゴシゴシ洗顔も刺激になります。

ダウンタイム中はまぶたが敏感で炎症を起こしやすくなっているため、こういった細かい点にも注意しましょう。

4.メガネやサングラスを活用する

直接まぶたに触れるアイメイクはもちろんですが、コンタクトレンズもまぶたの刺激となり、ダウンタイムが長引いてしまうおそれがあります。

埋没法の場合は、コンタクトの装着によって目のゴロゴロ感が生じやすくなり、糸が緩むリスクもあるため、少なくとも術後3日間程度はメガネで過ごした方がよいでしょう。

切開法であれば、抜糸までの最低1週間はコンタクトレンズの装着を避けた方がよいといわれています。

メガネをかけていれば、目元をごまかしやすいですし、無意識に目のまわりを触ることもありません。

外出時はサングラスを活用すると、腫れ隠しだけでなく紫外線対策にもなります。

5.横になる時は頭が心臓よりも高くなるようにする

まぶたのむくみは、ダウンタイムを長引かせる要因となります。

できるだけ顔がむくまないように、長時間下を向いてスマホを見るのは避けてください。

また、常に頭が心臓より高くなる姿勢をとることも大切です。

寝る時に頭が心臓よりも低くなってしまうと、目元に血液が集中して腫れや内出血が悪化するリスクがあるので、高めの枕を使うとよいでしょう。

6.長風呂や激しい運動、飲酒を避ける

術後3日程度は、血行がよくなると腫れや内出血が悪化するリスクがあります。

長時間湯船につかったり、激しい運動をしたり、辛いものを食べるといった血流を促す行動は、できるだけ避けましょう。

1週間程度は、お風呂も湯船につからずにシャワーですませ、体を動かしたい時は、ストレッチなどの軽めの運動にしてください。

また、アルコールはむくみの原因にもなるので、1ヶ月程度は控えた方がよいでしょう。

7.塩分や水分を取りすぎない

塩分や水分の取りすぎはむくみにつながり、ダウンタイムが長引くリスクになります。

もし、味の濃い料理を食べてしまったら、体内の余分な水分を排出する作用のあるカリウムを多く含むバナナや海藻類といった食べ物を積極的に摂りましょう。

また、傷ついた組織の回復に役立つタンパク質やビタミン類なども摂れるよう、食事の栄養バランスを意識することも大切です。

8.喫煙を控える

タバコに含まれているニコチンには血流を阻害する作用があり、傷の回復を遅らせるリスクがあります。

そのため、術後1ヶ月程度は禁煙したほうが、早めの回復を期待できます。

二重整形のダウンタイム中にできないことは?

二重整形のダウンタイム中にできないことは?

二重整形のダウンタイム中に避けた方がよいことと期間の目安を以下にまとめました。

NG期間は医師によって見解が分かれる場合があるので、主治医に確認を取りましょう

▼埋没法のダウンタイム中に避けた方がいいこと
行動 NG期間の目安 おすすめ
洗顔 手術当日(翌日からOK) まぶたは強くこすらない
アイメイク 術後3日程度 落としやすいメイクにしておく
コンタクトレンズ 術後3日程度 メガネやサングラスに変える
まつ毛エクステ 術後1週間程度 できれば1ヶ月は控える
入浴(湯船につかる) 術後1週間程度 腫れが強いうちは控える
シャワー なし(手術当日からOK)
運動 術後1週間程度 腫れが強いうちは控える
飲酒 術後1ヶ月程度 ダウンタイム中は控える
喫煙 術後1ヶ月程度 ダウンタイム中は控える
▼切開法のダウンタイム中に避けた方がいいこと
行動 NG期間の目安 おすすめ
洗顔 術後2日程度 目元以外を洗顔する
アイメイク 術後1週間程度(抜糸後) まぶたの状態が安定してから
コンタクトレンズ 術後1週間程度(抜糸後) ソフト(1dayタイプ)がよい
まつ毛エクステ 術後1ヶ月程度 まぶたの状態が安定してから
入浴(湯船につかる) 術後1週間程度(抜糸後) 完成まで長湯は避ける
シャワー 手術当日から可能 ぬるめのシャワーですませる
運動 術後1週間程度 激しい運動は術後2週間程度は控える
飲酒 術後1ヶ月程度 ダウンタイム中は控える
喫煙 術後1ヶ月程度 ダウンタイム中は控える

より腫れにくい二重整形の方法は?

より腫れにくい二重整形の方法は?

ダウンタイムの短さでいえば、切開法よりも埋没法の方が短くなります。

しかし、埋没法と一口にいっても、クリニックによって術式は異なり、術後の経過にも違いが出ます。

腫れにくさの観点から選びたい場合は、以下のポイントを参考にして、クリニックを決めるといいでしょう。

結び目の数

埋没法は糸で留める数が増えるほど固定力が増しますが、その分、まぶたが腫れやすくなる傾向があります。

「糸で留める数が多い=針を通す数も増える」ため、まぶたに与えるダメージも大きくなってしまうのです。

しかし、1点留めだとキレイな二重のラインが作りにくい上に、取れやすくなるというデメリットもあるため、2、3点留めが一般的です。

▼点数にこだわらない&2点留めのクリニック例
クリニック 料金 ポイント
水の森美容クリニック 67,980円(2点留め) こだわりの瞼板法2線留め
東京イセアクリニック 77,000円(ベーシック) 点数に限らず一律料金
品川美容外科 88,010円(ナチュラル法) 腫れにくく戻りにくい
TCB東京中央美容外科 140,800円(1dayクイックアイ ナチュラル) ダウンタイムが少ない

糸の留め方

二重整形手術後、すぐにアイメイクやコンタクトをしたいという人に評判なのが、いわゆる「シークレット法(裏留め)」です。

結膜側結紮(けつまくがわけっさつ)と呼ばれる方法で、まぶたの表面からは分からないように、まぶたの裏側で結び目を作るため、術後の腫れを抑えられるといわれています。

ただし、糸玉がまぶた裏にある筋肉(ミュラー筋)を噛んでしまいやすく、万一トラブルが起こった際に抜糸がしづらくなるというデメリットがあります。

▼シークレット法を行っているクリニックの例
クリニック 料金 ポイント
TAクリニック 189,000円(クイックコスメリング) 学割料金(110,000円)もあり
湘南美容クリニック 168,000円(クイックコスメティークNeo) 2本の糸を使うダブル(248,000円)も人気
TCB東京中央美容外科 477,800円(1dayクイックアイ プレミアムエタニティシークレットオプション) こだわりの線止め1本で永久保証付き
もとび美容外科クリニック 168,000円(エステティックアイ) 戻りにくさも重視するならダブル(248,000円)も

糸の種類・術式

埋没法の場合、使用する糸が細ければ細いほど、術後の腫れが小さくなります

そのため、クリニックによっては心臓外科手術用の極細糸や独自に開発した糸を採用しているところもあります。

また、縫合の仕方にも工夫を凝らして腫れにくい術式を編み出したクリニックにも注目です。

▼糸・術式による腫れにくさへの配慮を行っているクリニックの例
クリニック 料金 ポイント
品川美容外科 125,720円(二重術ナチュラル法2点留め) 心臓外科用の極細で丈夫な糸を使用
水の森美容クリニック 67,980円(埋没法・保証なし) 従来の埋没法よりも腫れが少ない術式
聖心美容クリニック 181,500円(マイクロメソッド+α 2点留め) 極限まで腫れを抑えた独自手法
ガーデンクリニック 149,600円(プレミアムアイスレッド) 極細糸を使用・生涯保証付き

二重整形のダウンタイムに関するよくある質問

二重整形のダウンタイムに関するよくある質問

最後に、二重整形のダウンタイムに関する、よくある質問に一挙回答します。

ハム目はいつ治る?

「ハム目」とは、二重ラインとまつげの間がぷっくりと膨らんでしまい、糸で縛ったハムのように見える状態を指します。

一般的には、ダウンタイムが終わる頃には治るとされていますが、ダウンタイムの長さには個人差があるので、焦らずに待つことが大切です。

ただし、半年程度経っても腫れが引かない場合は「二重幅が広かった」「二重の食い込みが深かった」といった失敗をしている可能性もあるので、クリニックに相談してみましょう。

どのくらいで痛みが引く?

二重整形では、術後に麻酔が切れるとジンジンとした痛みが現れます。

埋没法の場合は術後2〜3日程度、切開法の場合は1週間程度で落ち着くことが多いといわれています。

どちらも1週間程度で、痛みや腫れなどの症状はほぼおさまりますが、切開法の場合は、2週間程度が経つまでは、触ると痛みが生じる場合もあります。

痛みを抑えるには、クリニックから処方された薬を飲み、まぶたに刺激を与えず、安静に過ごすことです。

ただし、我慢できないほどの強い痛みが生じたり、なかなか腫れが治らないなどの異変があれば、すぐにクリニックに連絡しましょう。

ダウンタイム中に外出してもいい?

二重整形のダウンタイム中は、安静に過ごすに越したことはありませんが、外出すること自体に問題はありません

ただし、埋没法は術後2〜3日、切開法は術後1週間ほどがピークで、人によっては腫れや内出血が強く出ることがあります。

二重整形をしたとバレたくない人は、メガネやサングラスをかけて、目元を隠しながら外出するといいでしょう。

ダウンタイム中にメイクをしてもいい?

アイメイク以外は術後すぐからOKですが、アイメイクは埋没法で3日後程度、切開法は1週間後以降が望ましいとされています。

その理由は、ダウンタイム中にアイメイクをすると、まぶたが刺激されて腫れが悪化したり、雑菌が入って感染症を起こしたりするリスクがあるためです。

ただし、シークレット法(裏留め)による埋没法の場合は、まぶたの表面に傷がついていないので、施術直後でもアイメイクが可能です。

埋没法の術後に目がゴロゴロするのはなぜ?

埋没法の手術後、ダウンタイムに見られる症状のひとつに「目がゴロゴロする」というものがあります。

これは、筋肉に糸をかけたことや糸の結び目が目に当たることで生じる違和感がほとんどです。

中には、術後のまぶたの腫れが原因となっているケースもあります。

目のゴロゴロ感は、時間の経過とともに慣れていくため、通常はダウンタイムが終わる頃にはほとんど気にならなくなります。

しかし、まれに腫れが引いても違和感がなくならない場合もあります。

そんな時は、糸をしっかり埋没できていない可能性があるので、速やかにクリニックに相談しましょう。

ダウンタイム中に寝る時はどうするのがいい?

ダウンタイムは、顔のむくみが腫れを長引かせる原因のひとつです。

そのため、寝る時はあおむけで、枕を高くして寝ることをおすすめします。

うつぶせや横向きはNGです。

横向きは問題なさそうに思えるかもしれませんが、下にしている側だけ腫れが強く出てしまうリスクがあるため、できるだけあおむけで寝るようにしましょう。

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