脱毛による硬毛化とは?なりやすい人、原因、対処法

硬毛化を気にする女性

「硬毛化」とは、脱毛施術を何回か受けた後に、毛穴から今までなかったような太くて硬い毛が生えてくることをいいます。

「増毛化」は、今まで生えていなかった毛穴から毛が生えることです。

この記事でわかること
  • 硬毛化は、施術4〜5回目に起こることが多い
  • 硬毛化が起こる確率は1〜10%程度と、さまざまな説がある
  • 硬毛化になりやすい人には20代〜30代前半で色白、うぶ毛が多い、極端に痛みに弱いといった特徴がある
  • 硬毛化になりやすい部位は、顔(フェイスライン)や肩、背中、二の腕などうぶ毛が多いところ
  • 硬毛化に対しては、レーザーの種類や照射方法を変更して脱毛を続けるクリニックのほか、自然治癒を目指すところもある
  • 硬毛化は誰にでも起こる可能性があり、予防はできない
  • ※本記事は2024年10月時点の情報をもとにまとめています。
  • ※記事内の金額は税込の表示となります。

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硬毛化とは?

硬毛化の仕組み

「硬毛化」とは、脱毛後に他の毛よりも太く硬い毛が生えてくる現象で、脱毛のリスクのひとつです。

一方、「増毛化」は脱毛後に今まで生えていなかった毛穴から毛が生えることをいいますが、実際は毛が太くなった分、毛が増えたように見えるのではないかと考えられています。

人の毛穴が後から増えることはないためです。

硬毛化や増毛化は、エステ脱毛(光脱毛)、医療脱毛(レーザー脱毛)、家庭用光美容器・脱毛器のいずれでも起こる可能性があります。

硬毛化が起こる確率

硬毛化の発生率には、1〜10%程度とさまざまな説があるのが現状です

1998〜2003年の5年間にスペインの皮膚科で脱毛施術を受けた543人を調査した際、57人(約10.5%)に硬毛化が見られたという報告もありますが、あくまでデータのひとつであり、正確な発生率は明らかになっていません。

ちなみに、レーザーの波長によって硬毛化の起こりやすさが変わるという意見もあります。

硬毛化の調査報告では、アレキサンドライトレーザーまたは光(IPLなど)を脱毛に使用したケースが多く、ダイオードやYAG(ヤグ)はほとんどなかったためです。

硬毛化の原因

硬毛化の原因ははっきりとは解明されていませんが、発毛組織を破壊しきれなかったことにより、逆に発毛組織が活性化されて毛が太く硬くなるという説が有力視されています

レーザー脱毛や光脱毛は、毛の黒い色(メラニン色素)にレーザーや光を反応させ、熱エネルギーによって発毛組織を破壊するしくみです。

毛が細い、メラニン色素が薄いなどの理由で、毛根に十分な熱が加えられず発毛組織を破壊しきれないケースもありえます。

毛根に十分な熱が加えられず発毛組織を破壊しきれなかった場合、通常は脱毛効果が弱まるだけです。

しかし、熱による刺激で細胞と周辺組織の働きが逆に活性化され、その結果毛が太く硬くなってしまうのではないかと考えられています。

そのほか、以下の説もあります。

毛がダメージから回復する過程で毛が太くなる

毛根に十分な熱を与えられず発毛組織を破壊しきれなかった場合、生き残った毛根は大きなダメージを受けています。

このダメージから回復する過程で、傷を治すサイトカイン(※)が作用し、毛が太く硬くなるのではないかという説です。

※情報を伝達する役割を持つタンパク質のこと。

毛周期が延びてしまったことで毛が太くなる

熱エネルギーによる刺激で毛周期が延長されたことにより、毛が太く硬くなってしまうのではという説です。

確かにホルモンバランスの乱れによって毛質が変わることはありますが、硬毛化はホルモンバランスの乱れがない人にも起こっているので、関連性には疑問が残ります。

なお、脱毛によってホルモンバランスが変わることはないので、ご安心ください。

硬毛化の見分け方は?

硬毛化の見分け方は「周りの毛に比べて一部分のみ、他の毛と比べて硬く濃い毛質かどうか」です

明らかに毛質が違う場合は、硬毛化の可能性が高いでしょう。

増毛化は、「周りの毛に比べて一部分のみ、他の毛と比べて毛の密度が増しているか」が目安となります。

硬毛化はいつわかるのか

自分で硬毛化を確認できるのは、施術から1ヶ月半〜2ヶ月程度経った頃です。

硬毛化は照射後すぐに起こる症状ではなく、しばらくして生えてきた毛が徐々に硬毛化していきます。

したがって、まだ毛が生え揃わないうちに毛が濃くなったように感じられても、硬毛化と判断しにくい点には注意が必要です。

特に以下の場合は硬毛化ではない可能性があります。

硬毛化ではないかもしれないケース
  • カミソリで剃った後、また生えてきた毛が太い
  • 通常毛は先端に向けて細くなっていますが、カミソリで毛を剃った後の断面は太くなります。
    そのため、そのまま伸びてくると太い断面が毛先となり、まるで毛が太くなったように見えるのです。

  • カミソリで剃った後、毛穴が黒くポツポツ目立つ
  • カミソリで剃った後の毛の断面が肌から透けて見えることで、毛穴が黒くポツポツと目立ちやすくなります。

  • 前回の脱毛後よりも、今回の脱毛後の方が毛が濃い
  • すべての毛が同じ周期で生え変わっているわけではなく、毛によってサイクルが違います。
    そのため、前回の脱毛後よりも多くの毛が成長期に入れば、それだけ多くの毛が生えてくることになり、濃く見える可能性があるのです。

硬毛化は脱毛何回目に起こるのか

各種報告によると、硬毛化が起こるまでの回数は、数回〜数十回まで非常に幅があって、何回目から起こると一概には言えないようです。

ただし、施術4〜5回目に起こることが多いといわれています

スペインの皮膚科でレーザーまたは光脱毛を受けた543人を調査した報告では、硬毛化した57人のうち39人が3〜10回目に発生。

なかでも、3回目と4回目の治療の間に発症した人が11人と多かったとされています。

このことからも、施術1回目〜2回目では、硬毛化はあまり見られないことがうかがえます。

施術4〜5回目あたりから多くなってくるので、気をつけて肌の状態をチェックしてみるとよいでしょう。

硬毛化に気づいたらどうすればいい?

もし硬毛化に気づいたら、その毛は剃らないでおき、次の施術の際に医師に相談しましょう。

硬毛化と診断された場合、

  1. 脱毛を続ける
  2. ニードル脱毛に移行する
  3. 放置して自然治癒を目指す

といった対応が取られます。

無料で再照射を受けられるクリニックもあるようです。

1.脱毛を続ける

硬毛化が熱エネルギーの不足で起こったのなら、同じ脱毛機かつ同じ条件で照射を続けてもあまり改善しないという説があります。

そのため、出力を高くしたり、レーザーの波長を変えたりする対応がよく取られます

アレキサンドライトレーザーまたは光(IPLなど)の脱毛機を使っている場合は、ダイオードレーザーまたはヤグレーザーに変更することもあるでしょう。

なかでもヤグレーザーは、肌の奥深くにまで届くので、男性のヒゲのように毛根が深い毛にも効果的です。

ちなみにジュノ(JUNO for WOMEN)では、熱破壊式よりも硬毛化リスクが低い蓄熱式の照射で対応しています。

照射出力が強すぎるとお肌に負担がかかるため、照射前に医師がお肌の状態を確認してから進めます。

2.ニードル脱毛に移行する

「ニードル脱毛」とは細い針を毛穴に挿入し、電気を流すことによって毛根の細胞にダメージを与える方法です。

毛の生え方にクセがある場合など、レーザーでの脱毛がどうしても難しい場合は、ニードル脱毛に移行する方法もあります

また、ニードル脱毛もレーザー脱毛と同様、発毛組織を破壊できるのは医療機関だけです。

長期的な脱毛効果を得たいなら、医療機関で施術してもらったほうがよいでしょう。

3.放置して自然治癒を目指す

硬毛化に対して次に照射するまでの期間を空けることに対しては、よい・悪い両方の意見があります。

放置をよしとする説は、毛周期に任せることで自然に元の太さに戻る可能性があるという考え方です

そのため、硬毛化と診断したら、その部位の脱毛をしばらく休むよう指示するクリニックもあります。

ただし、毛抜きなどで毛根から抜いてしまうと、次に脱毛した際に効果が得られなくなるので避けるようにしてください。


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硬毛化になりやすい人・なりやすい部位は?

腕のうぶ毛を気にしている女性

硬毛化になりやすい人の特徴や、硬毛化が起こりやすい体の部位はあるのでしょうか?

一概には言えないのですが、これまでの報告からわかってきたことはありますので、お伝えしましょう。

硬毛化になりやすい人の特徴

硬毛化を感じやすい人の傾向として、よく挙げられるものは以下です。

  • 20代〜30代前半
  • 色白
  • 毛穴が開き気味
  • うぶ毛が多い
  • 極端に痛みに弱い

硬毛化になりやすい部位

硬毛化は、うぶ毛が多い部位や、皮毛角(肌と毛の角度)が大きい部位に起こりやすいといわれています。

顔や二の腕、背中などはうぶ毛が多く、皮毛角も大きい部位のため、それだけ硬毛化リスクが高いといえるでしょう。

硬毛化になりやすい部位
  • (もみあげの下からあご下にかけてのフェイスライン)
  • うなじ
  • 肩まわり
  • 背中
  • お腹
  • 二の腕
  • 太もも
  • うぶ毛が多い部位
  • うぶ毛はメラニン量が少なく、熱が十分加わりにくいため、発毛組織が破壊できない場合もあります。

    毛根が生きていれば、何らかのメカニズムで細胞や組織が刺激され、毛が太く硬くなる可能性があるでしょう。

  • 皮毛角が大きい部位
  • 皮毛角が大きい毛とは、いわゆる「立っている毛」です。

立っている毛は毛根が深く、熱エネルギーを与えられる表面積が少ないため、脱毛が難しいといわれています。

硬毛化が心配…予防はできる?

「硬毛化は不安だけど脱毛したい」という人もいるでしょう。

ここまで説明したように、硬毛化は誰にでも起こる可能性があるため、完全に予防することはできません

硬毛化になった場合に備え、以下の観点でサロン・クリニックを選ぶとよいでしょう。

硬毛化に対して保証のあるクリニックを選ぶ

硬毛化が不安な人は、硬毛化に対して保証のあるクリニックを選ぶとよいでしょう。

クリニックの中には、硬毛化に対しての追加照射が無料のところもあります

一方で、脱毛サロンでは硬毛化保証がないところがほとんどです。

また、硬毛化への保証があるクリニックに通っていても、元の状態との差がわからず硬毛化との判別が難しいケースがあります。

脱毛前の写真を自分で撮っておけば、硬毛化が疑われる場合の診断の助けになるかもしれません。

コース完了後の追加照射料金が安いクリニックを選ぶ

硬毛化の症状が現れてしまった場合、どれくらいで改善するかは人それぞれになります。

万が一、なかなか硬毛化が改善しなかった場合のことを考えると、コース完了後に追加照射しやすい価格設定のところを選ぶのもポイントになります。

まずはクリニックを選ぶ際に、追加照射が受けられるか、追加照射の値段はいくらなのかを確認しておくとよいでしょう。

波長・照射方式の変更が可能なクリニックを選ぶ

もし硬毛化が起こった場合はレーザーの波長や照射方法を工夫したり、脱毛機自体を変えたりするのも対策方法の一つです。

そのため、

  • 複数種の脱毛機を置いているクリニック
  • 熱破壊式/蓄熱式を切り替えられる脱毛機を置いているクリニック

をあらかじめ選ぶのもよいでしょう。

コース契約の前に複数クリニックの無料カウンセリングを受けよう

硬毛化が不安な人は、脱毛のコースを契約する前に、いくつかのクリニックの無料カウンセリングを受け、しっかり比較検討することも大切です。

クリニックを比較検討するうえで、医療脱毛におすすめのクリニック記事もご参考ください。

カウンセリングでは、以下の点を確認してみましょう。

  • 硬毛化保証はあるか?
  • 硬毛化が起こった場合にどんな対処をしているか?
  • 硬毛化かどうかをどのように判断しているか?

クリニックの保証や対処法をしっかり把握していれば、万が一硬毛化が起こった場合にもあわてずに対応できそうですね。

硬毛化のこと以外にも気になる点があればリストアップし、無料カウンセリングのときに確認してみましょう。


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