美容整形

糸リフトのダウンタイムは何日くらい?痛いのか・腫れるのかなど気になる経過を解説

糸リフトのダウンタイムは何日くらい?痛いのか・腫れるのかなど気になる経過を解説

糸リフトは、医療用の糸を肌の内部に挿入することで、肌を効果的に持ち上げ、気になるたるみを改善する革命的な美容施術です。

ただ、糸を肌の内部に挿入する施術のため、「施術後は顔が腫れる?」「痛みはどのくらい?」「ダウンタイムは何日くらい?」など、さまざまな不安を感じる方も多いようです。

結論からお話すると、糸リフトの施術後、お肌には1週間程度のダウンタイムが必要となります。

ただ、一般的には症状は軽微なものがほとんどで、メイクも翌日から可能です。

この記事では、以下について丁寧に解説します。

この記事でわかること
  • ダウンタイムの期間と経過
  • ダウンタイムの症状
  • ダウンタイムの過ごし方

なお、糸リフトのおすすめクリニックや失敗しないクリニックの選び方などについては、以下の記事も参考にしてください。

糸リフトのダウンタイムの概要

糸リフトのダウンタイムについて、ざっくりまとめると以下のとおりになります。

▼糸リフトのダウンタイム概要
ダウンタイム期間 1週間程度
ダウンタイムのピーク 施術当日〜3日後
主な症状 ・腫れ・むくみ
・痛み
・赤み
・内出血
・引きつれ
過ごし方のポイント ・施術前2週間と施術後は禁煙する
・腫れや痛みがある間は冷やす
・飲酒や激しい運動、長時間の入浴などは避ける
・食事の際には口を大きく開けない
・フェイシャルトリートメントやハイフなどは控える
・施術部位に触れることを極力避ける
・寝る時は仰向けにする

糸リフトのダウンタイムの期間・経過は?

糸リフトのダウンタイムの期間と経過は?どれくらい続くのか?いつ頃効果を実感するのか?を説明する画像

糸リフトのダウンタイム期間は1週間程度が目安です。

一般的に糸リフト後のダウンタイムは以下のような経過をたどります。

施術直後〜1日後

多くの場合、糸リフトの治療直後から腫れやむくみが発生し、顔の筋肉をうまく動かせなくなったり、しゃべりにくくなったりします

これは、治療に使う麻酔の影響によるものです。

麻酔の量や効きやすさによって当日の腫れの程度は異なります。

痛みを感じる人もいますが、処方された内服薬を適切に使用すれば、耐え難いほどの痛みが生じることは少ないでしょう。

2〜3日後

翌日になると、麻酔の影響による顔の筋肉の動かしにくさは軽減されます

施術時に毛細血管が傷ついた場合は、内出血が見られることがありますが、メイクで隠せる程度がほとんどです。

1週間後

術後1週間程度が経過すると、施術部位の傷はかさぶたになり、腫れや赤みも落ち着いてきます

笑った時の違和感や痛みも、徐々に気にならなくなるでしょう。

飲酒や運動、入浴などの制約もなくなり、普段通りの生活に戻ることができます。

2〜3週間後

術後2週間程度が経過するとかさぶたが自然に剥がれ、傷跡も目立たなくなります。

この頃には糸の周囲に新しいコラーゲン組織が増え、肌が引き締まっていくのを実感できます

自分の肌の変化をじっくりと観察し、変化していくのを楽しみましょう。

1ヶ月後

術後1〜3ヶ月頃は、糸リフトの効果を一番実感しやすい時期です。

シワやたるみの改善をはっきりと感じられる人も少なくありません。

腫れや痛みなどダウンタイムの症状も完全になくなる時期なので、もし症状が残っている場合はクリニックに相談してください。

糸リフトのダウンタイムの症状は?

糸リフトの術後のダウンタイムには主に以下のような症状が見られます。

  • 腫れ・むくみ
  • 痛み
  • 赤み
  • 内出血
  • 引きつれ

腫れ・むくみ

腫れと聞くと、顔がパンパンになって目も開きにくい状態を想像する人が多いでしょう。

しかし、実際はお酒を飲んだ翌日や生理時に生じるむくみに近い症状です。

これは麻酔に含まれる水分の影響を受けるためで、麻酔の量が多ければ腫れが残りやすいものの、通常は1週間程度で落ち着きます。

術後の行動などによっては長引くこともありますが、1ヶ月ほどで完全に治るケースが大半です。

1ヶ月を過ぎても腫れが引かない、日に日に腫れや痛みが増していくといった場合は、速やかにクリニックを受診しましょう。

痛み

糸リフトの施術後、糸を挿入した部位に痛みや違和感が生じることがあります。

特に笑ったり、顔に触れたりした際に、痛みや引きつったような感覚が出る人が多いようです。

痛みは生活に支障を及ぼすほどではなく、クリニックから処方された痛み止めの薬で十分抑えられます。

痛みのピークは施術後3日後頃までで、糸がなじむ1〜2週間後には改善します。

施術後1ヶ月を超えても痛みが治らない場合は感染を起こしている可能性もあるので、クリニックを受診してください。

赤み

糸リフトの施術後、糸を挿入した周辺がうっすら赤くなることがあります

赤みは一時的な症状で、1週間以内に治る場合がほとんどです。

内出血

糸を挿入する際に毛細血管が傷ついた場合、糸が通ったライン上に内出血が現れることがあります

通常、施術翌日以降に青あざのような内出血が生じ、1週間程度で黄色っぽい色に変わり、2週間程度で目立たなくなります。

大きな変色ではなく、マスクやメイクで隠せる程度です。

引きつれ

糸リフトの施術後に、皮膚のつっぱり感や引きつれるような感覚が生じることがあります

糸リフトは糸で物理的に皮下組織を引き上げる治療で、神経に近い部分に糸を挿入するため、引きつれるような違和感が出やすいのです。

通常、引きつれ感は1〜2週間で軽減されますが、中には糸が肌になじむ1ヶ月後くらいまで続く人もいます。

糸リフトのダウンタイムを早く治すには?

糸リフトのダウンタイムを長引かせないためには、事前の対策とダウンタイム中の過ごし方が重要です

糸リフトのダウンタイムを長引かせないポイント
  1. 施術の2週間前から禁煙する
  2. 腫れが引くまで患部を冷やす
  3. 長風呂や飲酒、激しい運動を避ける
  4. 固い食べ物や歯科治療を避ける
  5. 顔のマッサージやハイフ(HIFU)などを受けない
  6. できるだけ触らない
  7. うつ伏せ・横向きで寝ない

施術の2週間前から禁煙する

タバコを吸っている人は、術後のダメージからできるだけ早く回復するために、施術の2週間前から禁煙することをおすすめします。

喫煙をしていると傷の治りが悪くなり、感染も起こしやすくなるためです。

傷をスムーズに治すには、酸素はもちろん、線維芽細胞など創傷治癒に必要な細胞を患部に集めなくてはなりません。

しかし、タバコを吸うとニコチンや一酸化炭素により血流が減少し、同時に血液凝固を引き起こすことにより、酸素や創傷治癒に必要な細胞を届けられなくなってしまうのです。

傷が治らない限り、患部から細菌に感染するリスクも高いままとなってしまいます。

腫れが引くまで患部を冷やす

腫れがある間は、自宅にある保冷剤を清潔なタオルで包み、頬や首を冷やしましょう

冷やすことで痛みが和らぎ、腫れも落ち着いてきます。

特に施術当日〜翌日にしっかり冷やしておくことが大切です。

長風呂や飲酒、激しい運動を避ける

施術後に血行が促進されると、腫れや内出血が現れやすくなります

原則として施術の翌日からシャワーは可能になりますが、長風呂やサウナは1週間程度避けたほうが無難です。

同様に、激しい運動や飲酒もやめておきましょう。

固い食べ物や歯科治療を避ける

糸リフトの後、口が大きく開かなかったり、笑いづらかったりするのは、糸がまだなじんでいないためです。

この時、無理に口を大きく開けようとすると痛みが生じたり糸のトゲ(コグ)が外れてしまう可能性があるため、注意が必要です。

糸がなじむまでは、固い食べ物や口を大きく開かないと食べられないメニューを避け、プリン・ゼリーやおかゆといった柔らかいものから口にしていくとよいでしょう。

口を大きく開く歯科治療にも同様のリスクがあるので、1ヶ月程度は避けてください。

顔のマッサージやハイフ(HIFU)などを受けない

糸リフトの施術後、1ヶ月間はマッサージやハイフ施術を避ける必要があります

施術部位に過度な刺激を与えると、糸がずれたり、引きつれや痛みが生じたりする可能性があるからです。

毎日のスキンケアの際に顔のマッサージや美顔器を取り入れている人も、ダウンタイム中は避けるようにしてください。

できるだけ触らない

糸リフトの施術後は、傷口やフェイスラインをできるだけ触らないように心がけましょう

触ったらどんな感じかを確かめたくなるものですが、不要な刺激を与えてしまうと糸のずれや腫れ・内出血の悪化につながります。

また、傷口に触れてしまって細菌が入り、感染症を起こしてしまうおそれもあります。

うつ伏せ・横向きで寝ない

糸リフトの施術後は、うつ伏せや横向きではなく、仰向けの姿勢で寝るようにしましょう

うつ伏せや横向きで寝ると顔面を圧迫してしまい、腫れや内出血が悪化したり、糸がズレたりするリスクがあるためです。

最低でも術後2〜3日、できれば1週間程度は、寝る時の姿勢に注意してください。

糸リフトのダウンタイムに関するよくある質問

糸リフトのダウンタイムに関するよくある質問について説明した画像

最後に糸リフトのダウンタイムに関するよくある質問について、ご紹介していきます。

糸リフトのダウンタイムは他のリフトアップ施術と比べて重い?

糸リフト以外のリフトアップ施術には、切開リフトやハイフ(HIFU)などがあります。

糸リフトとハイフはメスを入れない分ダウンタイムが短めです。

施術 ダウンタイム期間 ダウンタイム症状
糸リフト 1週間程度 ・腫れ・むくみ
・痛み
・赤み
・内出血
・引きつれ
切開リフト 1〜2週間程度 ・腫れ・むくみ
・痛み
・内出血
・傷跡
・血腫
・感染
ハイフ(HIFU) 数時間〜数日 ・赤み
・腫れ

ハイフについては以下の記事で詳しく解説しています。

糸リフトが切れる音がしたけど大丈夫?

糸リフトの施術後に、糸が切れたような音を感じたとしても、実際に糸が切れることはめったにありません

ブチっという音は、糸が切れたわけではなく、皮下組織に引っかかっているトゲ(コグ)がずれた音の可能性があります。

糸がなじむまでは、「表情を大きく動かさない」「マッサージなどで皮膚を強くこすらない」などのポイントを守ることで、糸がずれるリスクを減らすことができます。

糸リフトの施術後、なかなか腫れが引かないけど大丈夫?

糸リフトを受けた後、多くの場合は1週間程度で腫れや痛みなどの症状が軽減します。

2週間後に違和感が残っている場合も、まだ焦る必要はありません。

症状が続くことはまれですが、1ヶ月まで様子を見てみましょう

ただし、どんどん腫れや痛みが増す、1ヶ月経っても腫れが治らないといった場合は、感染症を起こしている可能性もあるので施術を受けたクリニックに相談してください。

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