クマ取りのダウンタイムの経過はどんな感じ?過ごし方や仕事に使える言い訳を紹介

クマ取りのダウンタイムの経過は治療法によって、期間や症状に少し違いがあります。
一般的には、術後2、3日をピークに腫れや内出血が現れますが、1〜2週間程度でおさまる人が多いようです。
どんな症状が出るのか、期間はどのくらいなのかといった点については、クマ取り施術を受ける前にしっかり確認しておきたいポイントのひとつでしょう。
この記事では、クマ取りのダウンタイムについて詳しく解説していきます。
- ダウンタイムの経過・期間
- ダウンタイムの症状
- ダウンタイム中の過ごし方
- 腫れや内出血の隠し方・使える言い訳
- クマ取り後にメイクができるのはいつからか
クマ取りをしたいけどダウンタイムが不安な人は、アフターケアや保証が充実したクリニックを選ぶことも重要です。
クマ取りにおすすめのクリニックについては以下の記事も参考にしてください。
Index
クマ取りのダウンタイムの経過・期間は?
クマ取りのダウンタイムの経過や期間は、経結膜脱脂法や切開法、ヒアルロン酸注入など施術によって異なります。
▼クマ取りの種類別ダウンタイムの概要ダウンタイム | 経過 | |
---|---|---|
経結膜脱脂法 | 3日〜1週間程度 |
・ピークは2、3日目 ・1週間程度で腫れが引く |
下眼瞼切開法(表ハムラ法など) | 2週間〜1ヶ月程度 |
・2~3日は痛みや熱感 ・2週間程度で腫れが引く ※完全に腫れが引くまでは1~3ヶ月程度かかる |
裏ハムラ法 | 1〜2週間程度 |
・1週間ほどで腫れが引く ・結膜浮腫が出た場合は2週間程度かかる |
ヒアルロン酸注入 | 1~2週間程度 |
・違和感が3~5日 ・腫れが出た場合は1~2週間で引く |
経結膜脱脂法
切らないクマ取り(脱脂)として知られている「経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)」のダウンタイムは通常1週間程度です。
腫れが出る場合がありますが、多くは軽度で数日から1週間程度でおさまります。
また、麻酔が切れた後、2〜3日程度は痛みを感じる人もいますが、痛み止めで抑えられる程度の痛みです。
まれに内出血が現れる人もいますが、だんだん黄色くなって2週間程度で消えます。
術後約1ヶ月で自然な状態になりますが、完成までは約3ヶ月程度かかることが多いようです。
なお、「経結膜脱脂法」に脂肪注入を併用した場合は、腫れや内出血が強く出やすくなるため、ダウンタイムも2週間程度に長くなります。
下眼瞼切開法(表ハムラ法など)
下まぶたの切開を伴う下眼瞼切開法(非弁法、筋非弁法、表ハムラ法など)のダウンタイムの目安は2週間〜1ヶ月程度です。
ダウンタイムのピークは抜糸までの1週間(※)で、大きな腫れや内出血は2週間ほどで引きます。
※固定テープを使うクリニックもあります。
特に表ハムラ法での施術の場合は、下まぶたを大きく切開するため、腫れや内出血も強く出やすい傾向がありますが、正常な反応なので心配はいりません。
腫れや内出血のほか、白目のむくみ(結膜浮腫)が出ることもあります。
なお、傷跡は1ヶ月程度赤みが見られますが、多くの場合はまつ毛に沿って切開するので、だんだん目立たなくなるでしょう。
完成までの期間は、施術の種類や個人差がありますが3〜6ヶ月程度かかります。
裏ハムラ法
裏ハムラ法は、下まぶたの裏側(結膜側)からアプローチして、たるみの原因となっている脂肪をくぼんだ部分に再配置する手術です。
切開する範囲が狭いため、ダウンタイムは1〜2週間程度と、表ハムラ法より短くなります。
腫れや内出血のピークは術後2、3日で、1〜2週間かけて落ち着いていきます。
まれに内出血が強く出る場合もあり、2週間経っても色が残ることがありますが、1ヶ月程度で目立たなくなるでしょう。
白目にぶよぶよとしたむくみ(結膜浮腫)が見られることもありますが、2週間程度でおさまります。
完成するのは、術後3ヶ月程度が目安です。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、目の下にヒアルロン酸を注入して、皮膚のくぼみやたるみを目立ちにくくする施術です。
ヒアルロン酸注入はダウンタイムがほとんどないといわれるクマ取りの施術のひとつで、直後からメイクも可能です。
腫れや赤みが出たとしても、数日〜1週間程度でおさまります。
まれに内出血が起こる場合もありますが、患部を冷やせば広がることは少なく、1〜2週間程度で落ち着くでしょう。
ヒアルロン酸注入では、分解吸収されるヒアルロン酸を使用するため、持続効果は数ヶ月〜2年ほどといわれています。
クマ取りのダウンタイムの症状

クマ取りは施術によってダウンタイムの経過が異なることを説明してきました。
続いて、クマ取りのダウンタイムに現れやすい症状についてもう少し詳しく見ていきましょう。
痛み
- 麻酔が切れた後、2〜3日程度痛みを感じる場合がある
- 術後に処方してもらえる痛み止めを服用すれば抑えられる程度
- 痛みが強まっていく、1週間以上痛みが続くといった場合はクリニックに相談
経結膜脱脂法、下眼瞼切開法の場合、麻酔が切れた後2〜3日間痛みを感じる場合があります。
目を閉じた時や下を向いた時に痛みを感じる人もいるようです。
基本的に痛みは軽いものが多く、クリニックで処方される痛み止めを服用すれば抑えられる程度です。
1週間経過しても痛みがおさまらない場合は、クリニックの医師に相談してみましょう。
痛みが心配な場合は、痛みケアに力を入れているクリニックがおすすめです。
赤み・腫れ
- クマ取りではほとんどの場合、術後に赤み・腫れが現れる
- 肌にメスを入れない施術の場合は1週間程度、切開を伴う施術でも2週間程度で大きな腫れは引く
- 術前の説明よりも症状が長引く場合はクリニックに相談
クマ取りは、ほとんどの施術で術後に赤みと腫れが出ます。
経結膜脱脂法などの肌にメスを入れない施術の場合は、1週間程度で腫れはおさまるでしょう。
下まぶたの切開を伴う施術の場合は、強い腫れ・赤みが出る場合がありますが、2週間程度で大きな腫れは引いていきます。
まれに赤みが残るケースはありますが、3〜6ヶ月ほどで赤みもなくなります。
施術前の説明よりも症状が長引く、または強いと感じる場合はクリニックに相談しましょう。
内出血
- 出る人と出ない人が明確に分かれる
- 内出血が出る場合は手術の2〜3日後に青紫色の内出血が目の下に現れ、その後黄色っぽく変化し、1〜2週間程度で消えていく
- 大きなマスクやメイクで隠す人が多い
クマ取りの施術後に起こる症状の中でも内出血は症状が出る人と、出ない人が明確に分かれる症状です。
出血しやすい人や体にアザができやすい人は、クマ取りの施術後に内出血が起こる可能性が高いといえるでしょう。
施術2〜3日後に青紫色や赤紫色の内出血が目の下に現れますが、数日すると黄色っぽく変化して、1〜2週間程度で消えます。
内出血の症状が出た場合は、ファンデーションやコンシーラーで隠せますが、切開を伴う施術の場合はメイクが可能になるタイミングがクリニックによって異なります。
メイクで隠せない期間は、大きめのマスクで目元を隠すのがおすすめです。
血の涙
- 術後1週間程度は血が混じった涙が出る場合がある
- 多くは結膜の傷からの出血が涙に混ざったもので心配はいらない
- あまりに大量に出る、1週間以上経つのに止まらない場合はクリニックに相談
経結膜脱脂法でのクマ取りを受けた場合、施術を受けてから1週間程度は血の涙が出ることがあります。
血の涙が出ると、不安を感じることもあると思いますが、結膜の傷口からの出血が涙に混ざったものなので、心配ありません。
傷口からの出血が完全に止まると、血の涙もおさまります。
血の涙の量が多いと感じる場合や1週間以上経っても血の涙が止まらない場合には、施術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。
白目のむくみ(結膜浮腫)
- 白目がむくんでブヨブヨした見た目になる「結膜浮腫」が起こることがある
- 多くは数日〜1週間程度で改善される
- 自然に治らなければステロイドの点眼薬などを処方してもらうとよい
クマ取りの施術後、白目がブヨブヨとしたゼリー状の見た目になることがあります。
手術による出血を止血した際に一時的に血流が悪くなり、白目がむくんだ状態で「結膜浮腫(けつまくふしゅ)」と呼ばれます。
結膜浮腫は術後1〜2日で引くことが多く、長くても1〜2週間で改善します。
なかなか治らない場合は、炎症を止めるステロイドの点眼薬を処方してもらうこともできるので、クリニックに相談するようにしましょう。
クマ取りのダウンタイム中の過ごし方は?
クマ取りのダウンタイムに現れる目元の症状は、できるだけ早く改善したいもの。
クマ取り後のダウンタイムは、以下の点に気をつけて過ごすとよいでしょう。
- 腫れている間は患部を冷やす
- 血行がよくなる行動を避ける
- 頭を心臓よりも高くして寝る
- 目に負担をかけない
腫れている間は患部を冷やす
じんじんとした熱感があるうちは、患部をアイシングすると腫れが早く引きやすくなります。
冷やし方は、1日数回、清潔なタオルで包んだ保冷剤(ビニールに氷を入れてタオルで包んでもOK)を患部に数分程度あてる方法がおすすめです。
市販の冷却シートは、目の周りや傷口への使用が禁止されているので、使用は控えましょう。
血行がよくなる行動を避ける
腫れや内出血などの症状が出ている期間は、
- 入浴(湯船に浸かる)
- サウナ
- 激しい運動
- 飲酒
- 辛いものを食べる
といった血流を促す行動は避けた方がよいでしょう。
血行がよくなると腫れや内出血が悪化したり長引いたりする可能性があります。
術後1週間はシャワーで済ませるようにするなど、なるべくダウンタイムを早く終わらせられるように工夫してみましょう。
頭を心臓よりも高くして寝る
顔を心臓よりも低い位置にすると顔に血液が集まり、腫れや内出血が悪化する可能性があります。
また、クマ取りの施術後はむくみやすくなっているので、ダウンタイム期間中はなるべく横にならないほうがいいでしょう。
就寝時は高めの枕を使って頭が心臓よりも高い位置になるようにし、あおむけで眠るのがおすすめです。
横向き・うつぶせは、むくみによって腫れが長引きやすくなるので避けましょう。
目に負担をかけない
クマ取りの施術後は、目に負担をかけすぎると腫れが長引く可能性があります。
長時間のスマホ・パソコンや、ゲーム、読書などは控えて目を休めるようにしましょう。
コンタクトレンズの使用は術後1週間後程度からが目安です。
クマ取りのダウンタイムの隠し方・使える言い訳は?

クマ取りの施術は受けたいけれど、友人や同僚には知られたくないという人も多いでしょう。
ここではクマ取りの施術後やダウンタイム中の隠し方や使える言い訳を紹介します。
隠し方
ダウンタイム中の腫れや内出血が気になる時は、以下のテクニックで隠す方法もあります。
施術を受ける前にチェックしておきましょう。
フレームがはっきりしたメガネをかける
フレームが太く、しっかりとしたメガネをかけると目元(下まぶたの辺り)をフレームで隠せます。
しっかりと隠すというよりは、目立ちにくくしたい人におすすめの方法です。
大きめのマスクをつける
普段はジャストサイズのマスクを付けていると思いますが、ワンサイズ上のマスクをつけることで目元(下まぶたの辺り)が隠れるようになります。
ダウンタイムの症状が出た時にすぐに付けられるように、あらかじめ準備しておくといいでしょう。
コンシーラーで隠す
メイクが可能になるタイミングは、クマ取りの施術方法によって異なりますが、多くの場合、施術後1週間程度から下まぶたのメイクも可能になります。
しっかり隠したい場合は、コンシーラー、ファンデーションと薄く重ね塗りするのがおすすめです。
言い訳
クマ取り施術後に現れる腫れや内出血を周囲の人に指摘された場合は、次の言い訳を使うと整形だと知られにくいでしょう。
言い訳をする場合は、自分の生活習慣や状況を考えて、違和感がないものを選ぶのがおすすめです。
- 昨日から花粉症の症状が出ちゃって…目が腫れちゃった
- 揚げ物をしていたら油が目元にはねて、腫れちゃった(赤くなっちゃった)
- 掃除中に洗剤が目に入っちゃって…
- 彼氏(彼女)と喧嘩して、泣いちゃって…
- 最近見始めたドラマが面白くて、夜中まで見ちゃって目が赤くなっちゃって
- 化粧品を新しいものに替えたんだけど、肌に合わなくて腫れが出ちゃった
- 虫に刺されて腫れちゃった
- 掃除中に棚の角に目元をぶつけちゃって、アザになっちゃった
クマ取りのダウンタイムに関するよくある質問

クマ取りの術後、仕事は何日休む?
経結膜脱脂法の場合、ダウンタイムのピークは術後2〜3日目なので、2〜3日休むケースが多いでしょう。
デスクワークであればメガネとマスクで隠して、翌日から仕事をする人もいます。
活動量の多い仕事の場合は、1週間しっかり休みをとるといいでしょう。
クマ取りの術後、いつからメイクをしていい?
クマ取りの術後は、目の下以外のファンデーションやコンシーラー、リップであれば翌日からメイクが可能です。
目の下(患部)へのメイクが可能になるのは、術後1週間後以降が目安になります。
切開を伴う手術をした場合は、抜糸後からメイクが可能です。
施術後の目元はデリケートなので、メイクを行う場合、術後1ヶ月程度は無理のない範囲にとどめるようにしましょう。
クマ取りの術後、いつからコンタクトをしていい?
クマ取りの施術を受けた場合、コンタクトの使用は一般的には術後1週間からが目安になります。
術後すぐコンタクトを入れてしまうと、痛みや違和感を覚えることがあるためです。
コンタクト装着の際に指が目に触れることにより、感染リスクも上がってしまいます。
完全に腫れが引くまでは1dayタイプのコンタクトを使用して、目の清潔を保つようにしましょう。