毛嚢炎(毛包炎)とは?原因から早く治す方法まで徹底解説

毛嚢炎を心配する女性

毛嚢炎(もうのうえん)とは、毛穴の奥の部位に炎症が起こる感染症で、毛包炎(もうほうえん)とも呼ばれます

ニキビに似ていますが全く別の皮膚疾患で、悪化すると皮膚科での治療や投薬が必要になる場合もあります。

カミソリや毛抜きでムダ毛処理・髭剃りをした後のほか、脱毛の施術を受けた後に起こることもあるでしょう。

この記事では以下について詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 毛嚢炎(毛包炎)とは、毛穴の奥に発症する皮膚感染症
  • 感染ルートはムダ毛処理や髭剃りの時にできた小さな傷
  • 悪化すると、患部を切開するなどの治療が必要に
  • 毛嚢炎(毛包炎)のリスクを減らすなら医療脱毛も選択肢のひとつ
  • ※本記事は2024年7月時点の情報をもとにまとめています。
  • ※記事内の金額は税込の表示となります。

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毛嚢炎(毛包炎)とは毛穴の奥に起こる細菌感染症

細菌感染症について

毛嚢炎(毛包炎)とは、皮膚表面の小さな傷から細菌が入り込み、毛穴の奥で毛根を包んでいる毛嚢(毛包)という部位に炎症が起こる皮膚感染症です。

顔、首の後ろ、太もも、おしりなど、全身の毛穴のあるところに発症します。

赤みを帯びて膿を持ったふくらみ(丘疹)が見られ、軽い痛みやかゆみを感じることもあります。

ニキビに似ていますが、原因や治療法は全く異なるので注意が必要です。

毛嚢炎(毛包炎)の原因となる細菌

毛嚢炎(毛包炎)の原因となる細菌には次のようなものがあります

また、細菌以外の理由で発症するケースもあります。

▼毛嚢炎(毛包炎)の種類と原因菌  
細菌または毛嚢炎の種類 詳細
黄色ブドウ球菌 ・毛嚢炎(毛包炎)の代表的な原因菌
・皮膚や鼻腔、腸管などに存在する
・健康な人の20~30%が保有している
緑膿菌(りょくのうきん) ・毛嚢炎(毛包炎)の代表的な原因菌
・水回りや土の中、人間の体内に存在する
・緑膿菌により生じる毛嚢炎は「温浴毛包炎」とも呼ばれる
マラセチア菌 ・皮脂や皮膚に常在している酵母様真菌(カビの一種)
・マセラチア菌が増えると「マラセチア毛包炎」を発症する
・胸・背中、肩、上腕などに赤いニキビのようなポツポツやかゆみが出る
・汗や湿気で菌が増えるため、夏に悪化しやすい
好酸球性膿疱性毛包炎 ・膿がたまり激しいかゆみを伴うニキビのような発疹が顔や上半身に出る
・白血球のひとつ「好酸球」が毛穴に集まっている状態だが原因は不明
・発見者の名を取り「太藤(おおふじ)病」とも呼ばれる
カミソリ負け(尋常性毛瘡) ・カミソリなどで皮膚が傷つき、細菌に感染するもの
・ヒゲやムダ毛を自己処理した部分に現れる
・患部にはニキビのような炎症やかゆみが見られる

毛嚢炎(毛包炎)とニキビの違い

毛嚢炎(毛包炎)は、一見ニキビのようにも見えますが、次のような違いがあります

▼毛嚢炎(毛包炎)とニキビの違い  
毛嚢炎(毛包炎) ニキビ
原因 小さな傷から黄色ブドウ球菌などが感染し、毛穴の奥で炎症を起こす 皮脂が毛穴をふさぎ、アクネ菌が増殖する
症状 ・赤い、または膿を持ったふくらみ
・軽い痛みやかゆみ
・ふくらみの中心に固い芯がある
・悪化すると炎症を起こして赤みを伴い、膿を持つこともある

原因

皮脂が過剰に分泌されて毛穴の出口がふさがり、中に皮脂が溜まり始めるとニキビになります

皮脂が過剰に分泌されるのは、ホルモン分泌の異常やストレス、食生活の乱れなどが原因。

毛穴の内部では、皮膚常在菌の一種で皮脂を好むアクネ菌がどんどん増殖し、ニキビの炎症がひどくなっていきます。

一方、毛嚢炎(毛包炎)は皮膚にできた小さな傷から細菌が入り込み、毛穴の奥で炎症を起こしたものです。

症状

ニキビには芯ができることがあります

この芯は、毛穴に溜まった皮脂や角質が固まったものです。

毛穴に皮脂が詰まった白ニキビ、毛穴が黒ずんで見える黒ニキビ、さらに炎症が進んだ赤ニキビと進行します。

毛嚢炎(毛包炎)は、膿が溜まることはありますが、芯はできません。

毛嚢炎(毛包炎)の症状

毛嚢炎(毛包炎)を発症すると、毛穴のまわりが赤くなり、白色の膿がたまると皮膚に盛り上がり(膿疱)が見られます

毛嚢炎のイメージ画像

患部は軽い痛みを伴うほか、かゆみを感じることもあります。

ひとつの毛穴に発症するだけでなく、ポツポツと数ヶ所の毛穴に発症することもあります。

悪化すると「せつ」「よう」になる

毛嚢炎(毛包炎)はほとんどの場合、数日で軽快しますが、炎症が毛穴の奥深くまで進行すると、症状が悪化して「せつ」や「よう」と呼ばれる状態になります

「せつ」や「よう」になると、医療機関での診察、治療が必要になります。

毛嚢炎が悪化して「せつ」や「よう」になる過程

せつ(癤)

皮膚の下に空洞ができ膿がたまった状態(膿瘍/のうよう)を「せつ(おでき)」と言い、患部の赤みや圧痛、熱感が増します。

よう(癰)

「せつ」が周囲の毛穴にも見られる状態を「よう」と言います。炎症が広がり、発熱や倦怠感も感じるようになります。

毛嚢炎(毛包炎)の原因

無駄毛を剃る女性

毛嚢炎(毛包炎)は、皮膚にできた小さな傷から黄色ブドウ球菌などの細菌が入り込むことで発症します

皮膚が傷つく原因には、

  • カミソリなどによるムダ毛処理・髭剃り
  • 脱毛施術
  • 肌をかきむしる

などがあります。

ふだん何気なく行っているヒゲ剃りやムダ毛処理が毛穴に負担をかけるほか、脱毛施術もリスクのひとつです。

特に、毛の黒い色への反応がよいアレキサンドライトレーザーを、短いパルス幅(1発あたりの照射時間)で照射した場合に、毛嚢炎(毛包炎)が起こりやすいといわれています。

威力が強いレーザー照射で皮膚が乾燥し、バリア機能が低下するためです。

このほかに、次のようなケースでも毛嚢炎(毛包炎)のリスクが上がると考えられます。

毛嚢炎(毛包炎)のリスク
  • 抗生物質を長期間服用している
  • 肥満または糖尿病の既往がある
  • 汗をかいた後、そのまま過ごす
  • 衛生管理が不十分なプールや入浴施設を利用する
  • 食生活や生活リズムが乱れている

長期間にわたって抗生物質を使用している場合、皮膚常在菌※のバランスが崩れ、毛嚢炎(毛包炎)の原因になることがあります。

皮膚常在菌とは?
  • 皮膚の表面や毛穴に日常的に存在する細菌のこと。代表的な常在菌として「表皮ブドウ球菌」(善玉菌)、「アクネ桿菌」(日和見菌)、「黄色ブドウ球菌」(悪玉菌)が挙げられる。

また、乾燥肌になりやすい糖尿病も、毛嚢炎(毛包炎)など皮膚感染症のリスクです。

汗をかいた後はシャワーなどできちんと洗い流し、プールや入浴施設を利用する時は衛生状態を確認するなど、肌を清潔に保つことも大切です。

食生活や睡眠時間の乱れにも注意して、規則正しい生活習慣を送りましょう。

体調が整えば、肌も良好な状態が保たれ、毛嚢炎(毛包炎)の予防につながります。

ふだん何気なく行っているヒゲ剃りやムダ毛処理が毛穴に負担をかけるほか、脱毛施術もリスクのひとつです。

毛嚢炎(毛包炎)を早く治す方法はある?

万一毛嚢炎(毛包炎)にかかってしまっても、軽度なら通常1週間程度で自然に治まっていきますが、少しでも早く治したいなら、次の点に注意して過ごしましょう。

毛嚢炎(毛包炎)を早く治すポイント
  • 肌を清潔に保つ
  • 自分でつぶして膿を出さない
  • 悪化する・治らない場合は皮膚科を受診する

それぞれの注意点について、解説します。

肌を清潔に保つ

顔や体を洗う際には、肌への刺激が少ない弱酸性ソープなどを使い、よく泡立てて、やさしく洗いましょう。

洗浄力が強い石けんでゴシゴシ洗うと、肌が本来持っているバリア機能まで失われ、外部からの刺激を受けやすい状態になります

毛嚢炎(毛包炎)を発症するリスクが高まるので注意しましょう。

自分でつぶして膿を出さない

ニキビ・毛嚢炎を気にしている男性

毛嚢炎(毛包炎)になると、毛穴に膿が溜まります。

気になってつい触りたくなりますが、膿はつぶさないようにしましょう。

自分で膿をつぶすと、痕が残ったり、つぶした傷口から細菌が入りさらに悪化する可能性があるからです。

治りも遅くなるので、触れないようにしましょう。

悪化する・治らない場合は皮膚科を受診する

1週間ほど様子を見ても、赤みや痛みがなかなか引かないようなら、皮膚科を受診しましょう。

特に、膿がたまって痛みを伴う「せつ」や、発熱や倦怠感を伴う「よう」になっている場合、切開して膿を出す処置(切開排膿)が必要になることもあります。

下記のチェックポイントを目安にして、当てはまる項目がある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

毛嚢炎(毛包炎)の受診の目安
  • 赤みがだんだん広がっている
  • しこりができて痛い
  • 患部が膿をもっている
  • 発熱や倦怠感など、新たな症状が出てきた

次に、皮膚科で行われる検査や治療について解説します。

毛嚢炎(毛包炎)の検査・治療

皮膚科では、問診や視診による診察が行われ、症状が重いと判断された場合、膿を採取して培養する細菌培養検査を行い、原因になっている菌を調べることもあります。

治療には主にセフェム系抗菌薬(内服薬)や抗菌外用剤(塗り薬)が使用されるほか、「せつ」や「よう」になっている場合は、切開して膿を排出し、内部を洗浄することもあります。

毛嚢炎(毛包炎)を予防するポイント

毛嚢炎(毛包炎)は、繰り返し発症してしまうケースがあります。

繰り返さないようにするためのポイントは次の通りです。

  • 1.肌を清潔にする
  • 2.保湿ケアを行う
  • 3.ムダ毛の自己処理方法を見直す
  • 4.食生活や生活リズムを整える

以上の4つのポイントについて、解説します。

1.肌を清潔にする

泡洗顔の写真

細菌感染を防ぐには、肌を清潔な状態に保つのがなにより重要です。

汗をかいたらこまめに拭き取るか、シャワーを浴びるようにし、そのままにしないようにしましょう。

また、洗顔時や入浴時に、きちんと汚れを落とすことも欠かせません。

ただし、肌を強くこすると肌のバリア機能が失われてしまいます。

石けんや洗顔料はしっかり泡立てて、汚れだけを落とすようにやさしく洗いましょう。

2.保湿ケアを行う

洗顔や入浴した後の肌は、肌が持つ保湿成分も洗い流されているので、乾燥しやすい状態です。

そのまま放置せず、低刺激性のローションやクリームで保湿し、肌のバリア機能を守りましょう。

すでに毛嚢炎(毛包炎)ができている場合は、患部を刺激しないように、敏感肌向け・低刺激のアイテムを使用するといいでしょう。

肌のバリア機能を補う保湿成分の「セラミド」や「アミノ酸」が配合されたローションやクリームがおすすめです。

3.ムダ毛の自己処理方法を見直す

ジュノビューティクリニックの脱毛施術を受ける前に事前のシェービングをしている様子の写真

自己処理をしている部分に頻繁に毛嚢炎(毛包炎)ができるという場合、自己処理の方法を見直すことをおすすめします。

自己処理の時に肌を傷めている可能性があるからです。

肌の表面を傷つけやすいカミソリや、毛穴に負担を与える毛抜きの代わりに、電気シェーバーを使うことを検討しましょう。

電気シェーバーは刃が直接肌に触れない仕組みなので、肌を傷つけにくいとされています。

使用する際は、肌にダメージを与えないように、毛の流れに沿って優しく剃毛しましょう。

また、使用後はメーカー指定の方法で手入れをして、衛生的に使いましょう。

全身のムダ毛の正しい自己処理方法については、以下の記事も参考にしてください。

>>ムダ毛の自己処理どうしてる?全身の正しいムダ毛処理方法と注意点

4.食生活や生活リズムを整える

毛嚢炎(毛包炎)の予防法として、日々の食生活や生活リズムを整えることも意識しましょう。

規則正しい生活習慣を送って体調が整うと、皮膚のターンオーバーが正常化しバリア機能も高められ、毛嚢炎(毛包炎)の予防につながります。

「不規則な生活をしているな」という自覚がある人は、次のポイントを見直してください。

  • 食事の栄養バランスを意識する
  • 寝る前のカフェインやアルコールの摂取、スマホの利用は控える
  • 朝目覚めたら、朝日を浴びる
  • 生活の中に適度な運動を取り入れる

こうした基本的な生活習慣を見直して、バリア機能を整えましょう。

毛嚢炎(毛包炎)に関するよくある質問

毛嚢炎(毛包炎)に関して、よくある質問に回答します。

毛嚢炎(毛包炎)を繰り返すのはなぜ?

毛嚢炎(毛包炎)を繰り返す原因には

  • ヒゲやムダ毛の自己処理に問題がある
  • 免疫機能が低下している

の2つが考えられます。

自己処理を続けていると、カミソリや毛抜きで肌や毛穴が傷つき、細菌に感染しやすい状態になります。

不衛生なカミソリも、毛嚢炎(毛包炎)の原因となるので、使用後のカミソリはきちんと水で洗い流し、乾燥させましょう。

また、糖尿病などにより免疫機能が低下することによって、治りづらく再発しやすい難治性の毛嚢炎(毛包炎)を起こす場合もあります。

毛嚢炎(毛包炎)を頻繁に繰り返す場合は、皮膚科を受診し原因を調べてもらうとよいでしょう。

毛嚢炎(毛包炎)に効く市販薬はある?

薬局やドラッグストアでは、OTC医薬品として抗菌成分配合の外用薬(軟膏など)が販売されています。

ただし「医者に行く時間がとれないから」といって、自己判断で市販薬を選ぶのは避けた方がよいでしょう。

なぜなら、毛嚢炎(毛包炎)の原因菌は黄色ブドウ球菌、緑膿菌などさまざまで、それぞれに有効な薬があるからです。

誤った薬を使用すると、症状が悪化してしまう可能性もあります。

毛嚢炎(毛包炎)が悪化した場合は、皮膚科を受診して適切な薬を処方してもらうことをおすすめします

毛嚢炎(毛包炎)はうつる?

毛嚢炎(毛包炎)は原則的に人から人へ感染することはありません

そもそも毛嚢炎の主な原因のひとつである黄色ブドウ球菌は、健康な成人の20~30%が鼻腔や皮膚などに保有しています。

健康状態が良好な人なら問題ありませんが、免疫力が低下している場合、肌にできた傷口から黄色ブドウ球菌が入り込み、細菌感染することがあります。

頻繁な自己処理で毛嚢炎(毛包炎)を繰り返すなら医療脱毛も選択肢

最新機器で痛みを抑えた施術を受けている写真

カミソリや毛抜きでムダ毛処理をしている人が頻繁に毛嚢炎(毛包炎)を発症する場合、医療脱毛を検討してみるのもひとつの選択肢です。

医療脱毛を行い、自己処理をする頻度が減っていけば、毛嚢炎(毛包炎)になるリスクも減少します

脱毛施術後に毛嚢炎を発症してしまう可能性もありますが、医療脱毛であれば毛嚢炎が起こっても医師の診察を受けられ、必要に応じて薬を処方してもらえるでしょう。

全国各地にクリニックを展開しているジュノ(JUNO for WOMEN)なら、脱毛後の肌トラブルにも医師が速やかに対応

診察や処置、薬の処方も追加費用がかからないので、安心してご相談いただけます。

医療脱毛を手軽に試せる1回体験プランもあるので、一度施術を受けて、痛みや効果を体験してから、継続するかどうか考えてみるといいでしょう。


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参考文献・URL

ACNE-LIKE BREAKOUTS COULD BE FOLLICULITIS」(American Academy of Dermatology Association)

栁 政希, 山田 明輝, 橋倉 悠輝, 猪﨑 みさき, 川上 恵, 惠 稜也, 梅北 邦彦.当院で分離されたマラセチア属の解析,医学検査,2023,72(2),P191-196

快眠と生活習慣」(厚生労働省)

毛包炎と皮膚膿瘍」(MSDマニュアル 家庭版)

ブドウ球菌食中毒とは」(国立感染症研究所)

医療脱毛のおすすめ人気クリニック14選!全身脱毛の料金比較&選び方を紹介【医師監修】

ヒゲ脱毛おすすめ人気クリニック9選!効果を実感できる回数・料金を比較&サロンも紹介

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