介護脱毛とは?本当に必要?メリット・デメリットから料金、回数まで

看護師がおばあさんを介護している様子

介護脱毛とは、将来、介護を受ける時に備えてアンダーヘアを脱毛することです。

「必要ないのでは?」と言われることもありますが、以下のメリットにより40代・50代からの需要は高まっています。

  • 肌トラブルの予防になる
  • 衛生的な状態を保ちやすくなる
  • 排泄介助の時間が短くなる

しかし、介護脱毛にもデメリットや注意点はあります。

この記事では、現役看護師へのインタビューも交えながら、メリット・デメリット、料金、回数などを詳しく解説していきます。

  • ※本記事は2024年4月時点の情報をもとにまとめています。
  • ※記事内の金額は税込の表示となります。

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介護脱毛とは?

介護脱毛とは、自分が介護を受ける立場になった際、排泄介助などを行う介護者に負担をかけないよう、あらかじめアンダーヘアを脱毛しておくことを言います。

介護脱毛の範囲はどこまで?

介護脱毛の範囲を表した画像

介護脱毛の対象となるのは、デリケートゾーン(Vライン/Iライン/Oライン)です。

ビキニライン、陰部の両側、肛門周りに生えている毛を脱毛します。

デリケートゾーンのすべての毛を処理しておくこと(ハイジニーナと呼ばれる状態)が理想的ですが、少しでもアンダーヘアを減らせれば介護面でのメリットはあります。

すべての毛を処理することに抵抗がある人は、ビキニラインの毛は残し、排泄介助の際に邪魔になりやすい陰部の両側から肛門周りの毛を全部なくすのも選択肢です。

介護脱毛は自分でもできる?

結論から言えば、介護脱毛を自分で完了させることは難しいです。

家庭用脱毛器・光美容器やワックスなどを使って自分でムダ毛を処理しても、毛を作る組織自体は生きているので時間が経てば再び生えてきてしまうからです。

毛を作る組織を破壊し、アンダーヘアが長期間生えてこないようにするには、クリニックなど医療機関で医療脱毛を受ける必要があります

毛を作る組織を破壊することは医療行為であり、医療機関以外では行うことができません。

介護脱毛のメリット・デメリットは?

介護脱毛には、以下のメリット・デメリットがあります。

メリット
  • 肌トラブルの予防になる
  • 衛生的な状態を保ちやすくなる
  • 介護をする側・される側の双方の負担が軽減
デメリット
  • 痛みを伴う
  • 恥ずかしさを伴う可能性がある
  • ある程度のお金が必要

介護脱毛のメリット

介護脱毛のメリットには以下の3つがあり、介護が始まった時に実感できます。

1.肌トラブルの予防になる

介護脱毛をしてアンダーヘアがなくなれば、排泄時に尿や便がアンダーヘアに絡まらなくなるため、肌トラブルの予防になります。

オムツ着用の生活になると、排泄時にオムツの中で尿や便がアンダーヘアに絡まりやすくなってしまいます。

アンダーヘアにこびりついた汚れは落ちにくいため、オムツ交換に時間がかかってしまうだけでなく、何度もゴシゴシ拭ううちに肌が傷つき、ただれてしまう可能性もあるのです。

介護脱毛しておくと、このような肌トラブルをある程度予防できるのです。

2.衛生的な状態を保ちやすくなる

介護脱毛でアンダーヘアを処理しておけば、衛生的な状態を保ちやすくなり、雑菌の繁殖予防にもなります。

アンダーヘアがあると、排泄物の汚れが残りやすくなるためです。

汚れが残っていると雑菌が繁殖しやすくなり、炎症・感染症を引き起こす可能性があります。

3.介護をする側・される側の双方の負担が軽減

介護脱毛しておけば排泄介助の時間が短く済むようになるので、介護をする側・される側の双方の負担も軽減されるでしょう。

介護をする側からは、排泄介助や陰部洗浄がしやすくなるという声があります。

介護をされる側にとっては、介護脱毛により排泄介助の時間が短縮され、恥ずかしい思いをする時間も短くなり、心理的負担が軽減される可能性があります。

介護脱毛デメリット

一方で介護脱毛にもデメリットがないわけではありません。

介護脱毛のデメリットとして、以下の3点が考えられます。

1.介護脱毛は痛みを伴う

介護脱毛は痛みを感じやすい傾向があります。

第一に、介護脱毛を行うデリケートゾーンは、他の部位に比べ皮膚が薄く、骨や神経に近い場所にあります。

第二に、脱毛に使うレーザーや光は濃く太い毛に強く反応します。

このため、介護脱毛は痛みを感じやすい傾向があるのです。

ジュノ(JUNO for WOMEN)では、痛み対策として、麻酔クリームを使用することも可能です。

全身脱毛プランでは麻酔の塗布に一切料金をいただいておりません
(部分脱毛の場合は、各部位につき1,100円の料金がかかります)。

痛みに弱い方や不安がある方は、事前カウンセリングでお気軽にご相談ください。

2. 恥ずかしさを伴う可能性がある

デリケートゾーンは普段人に見せない部位のため、恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。

ただし、ジュノ(JUNO for WOMEN)では、紙ショーツを着用いただき、女性スタッフがタオルで調整しながらショーツを部分的にずらして照射を行っています。

そのため、全裸になる必要はなく、施術の際の恥ずかしさを抑えられます。

また、多くの女性の脱毛施術を行っているスタッフが照射するため、1人ひとりの体型や毛、肌の状態を気にすることもありません。

当クリニックでは、他人には相談しにくいような、患者さま一人ひとりのお悩みに合わせた施術をしっかりと提案いたします。

通い始めて最初のうちは慣れないかもしれませんが、回数を重ねてスタッフとだんだん打ち解けていくことで、気にならなくなるというケースも多いです。

どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

3.ある程度のお金が必要

介護脱毛を受ける場合、医療脱毛・エステ脱毛のどちらであっても、ある程度の費用がかかります。

しかし先に述べた通り、衛生面や健康面、介護者や自身の負担を考えた際のメリットは大きいですし、特に医療脱毛は長期間そのメリットを享受できると考えられるため、必要な出費と捉えることもできるでしょう。



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介護脱毛の料金は?

医療脱毛クリニックで介護脱毛(5回)を受ける場合、料金の相場は100,000円程度といわれています。

たとえば、ジュノ(JUNO for WOMEN)ではアンダーヘアの脱毛を1回17,800円で提供しています。

>>プランについて詳しく見る

※提携院によっては部分脱毛プランがない場合がございます。ご予約の際にお問い合わせください。

なお、介護脱毛は自由診療となるため、健康保険や介護保険は利用できません

介護脱毛にかかった料金の全額を自費で支払う必要があります。

介護脱毛には何回の施術が必要?

一般的な介護脱毛の施術回数は5〜6回程度とされています。

1ヶ月半〜2ヶ月に1回程度の頻度でクリニックに通うため、施術を受ける期間は1年程度となるでしょう。

介護脱毛は何歳までできるの?

介護脱毛に何歳までという年齢制限はありませんが、白髪がまだ少ない40〜50代に行うのが望ましいといわれています。

白髪では脱毛効果を得られない可能性が高いためです。

一般的にレーザー脱毛や光脱毛は、毛の黒い色(メラニン色素)にレーザーや光を反応させ、その時に発生した熱によって毛を作る組織にダメージを与えます。

メラニン色素がない白髪ではレーザーや光が反応しないため、脱毛の仕上がりに満足できない可能性が出てくるのです。

つまり、実際に介護が必要になる高齢期からの介護脱毛では遅いといえるでしょう。


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介護・看護に携わる看護師に聞く「介護脱毛の意味」

実際のところ、介護脱毛の必要性はどこまであるのでしょうか?

また、介護脱毛をしていない場合と介護脱毛をしている場合とでは、どのような違いがあるのでしょうか?

通所介護施設、デイサービスセンター「ぐっどういる境南」に勤める看護師・酒井恵子さんに、排泄介助の現状と介護脱毛の意味について、現役看護師の視点からお話をうかがいました。

監修者の酒井恵子さん 監修者:酒井恵子
デイサービスセンター「ぐっどういる境南」勤務
専門科目:看護師
中野区医師会立看護高等専修学校卒業。一般外来、病棟の勤務に従事し、高齢者の介護看護に携わる。その後キャリアアップを重ね、結婚を機に転職し、現在のデイサービスセンターにて勤務。

アンダーヘアの処理を介護・医療従事者が行うことはない

ー酒井さんは現在所属していらっしゃるデイサービスセンターにおいて、どのような業務を担当されていらっしゃいますか?

【酒井さん】
利用者の方の血圧測定や服薬管理、処置や排泄介助などの業務を行っています。

ー排泄介助が必要になる方はどのような利用者さんが多いのでしょうか?

【酒井さん】
寝たきりに近い状態で体を動かせない利用者さんと、体を動かせるけれども認知症状がある利用者さんに排泄介助をすることが多いですね。

認知症状がある方は、排泄全般に関しての清潔または不潔の認識ができていない状態の方もいらっしゃいます。

そのため、認知症状のある方の排泄介助には時間がかかることもあります。

ーこれまでにアンダーヘアを脱毛されている方の排泄介助をされたことがありますか?

【酒井さん】
私は経験したことはありません。

しかし、介護スタッフの方に、「昔、お嫁さんに迷惑をかけたくないから、介護脱毛をしたんだ」という人がいたと聞きました。

ー医療・介護施設では排泄介助をやりやすくするために、アンダーヘアを定期的にシェービングするケースはあるのでしょうか?

【酒井さん】
基本的にアンダーヘアのシェービングは行いません

おむつの種類にもよりますが、おむつをしていると、皮膚トラブルを起こしやすいため、アンダーヘアをシェービングすることによるリスクは避けたいです。

介護脱毛で介護する側・受ける側双方の負担が軽減する

ー酒井さんにあえてうかがいたいのですが、排泄介助をする側からすると、介護脱毛をしてもらう方がよいでしょうか?

【酒井さん】
はい。私としても、介護脱毛してもらえると排泄介助や陰部のケアがしやすくなります。

ー介護脱毛には具体的にどのようなメリットがありますか?医療および介護の視点からご意見をお聞かせください。

【酒井さん】
医療的な部分ではさまざまな検査や処置がしやすくなるのがメリットといえます。

介護的な部分でいうと、排泄介助や陰部洗浄がしやすくなる点が挙げられます。

排泄介助を受ける方としては、介護脱毛を済ませておくことで、ケアが短時間になりますし、ご本人の負担も減ります

ー逆に、陰部に汚物が入って炎症を起こしやすくなるなど、介護脱毛にデメリットはありますか?

【酒井さん】
医療的な観点からいえば、そのような症状になるリスクはないとは言い切れません。

ただ、きちんと定期的に陰部洗浄を続けていれば、まず炎症が起きる可能性は低いといえます。

私の経験からいいますと、これまでそういった事態に陥ったことはありませんでした。

ー医療・介護の現場は本当に大変だと聞きますが、つらい思いをされていらっしゃるスタッフの方はいらっしゃいますか?

【酒井さん】
認知症が原因とわかっていても、利用者さんからきびしく当たられたりすると、ケアする方もつらくなることもあると思いますし、そのような話は聞いたことがあります。

そう考えると、介護脱毛の認知度が高まり、新しい常識として根付いてくれると、介護される側も介護する側も負担が軽くなるのでうれしいですね。

ー今回は排泄介助の現状や介護脱毛の意義について、貴重なお話をありがとうございました!


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