ムダ毛の自己処理どうしてる?全身の正しいムダ毛処理方法と注意点
早い人では小学生、多くの人は中学生・高校生の頃からムダ毛が気になり出すといいます。
自宅でできるムダ毛処理には、
- カミソリや電気シェーバーで「剃る」
- 毛抜きや脱毛ワックス・脱毛テープで「抜く」
- 除毛クリームで「溶かす」
- 家庭用光脱毛器で「毛根にダメージを与える」
この記事ではムダ毛処理方法別のメリット・デメリットから、正しいシェービング方法、ムダ毛処理に関するよくある質問まで詳しく解説します。
- この記事でわかること
-
- 女性の多くは中学生〜高校生からムダ毛の自己処理を始め、多くの人はカミソリで剃っている
- ムダ毛の自己処理は、その方法にも肌トラブルを起こすリスクがある
- 肌に優しいムダ毛処理は、電気シェーバーで剃る方法
- ムダ毛の自己処理が面倒で肌トラブルも防ぎたい人には医療脱毛が選択肢
- ※本記事は2024年10月時点の情報をもとにまとめています。
- ※記事内の金額は税込の表示となります。
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女性はいつからどのようにムダ毛を処理してる?
ムダ毛の自己処理方法には、カミソリをはじめ、除毛クリームや脱毛ワックス、家庭用光脱毛器などいろいろな方法があります。
ムダ毛の主な処理方法
ムダ毛の処理方法 | ムダ毛を処理する仕組み |
---|---|
カミソリ・電気シェーバー | 剃る |
除毛クリーム | 剃る |
毛抜き | 抜く |
脱毛ワックス・脱毛テープ | はがす |
家庭用光脱毛器 | 毛根にダメージを与える |
株式会社リクルートの美容に関する調査機関「ホットペッパービューティーアカデミー」の調査によると、女性では14〜17歳頃からムダ毛が気になるようになり、その1〜2年後から処理を始めるケースが多いようです。
各部位のムダ毛処理に最もよく使われているのはカミソリでした。
体毛・ムダ毛処理のカミソリ利用率(女性)
出典:ホットペッパービューティアカデミー「ムダ毛・脱毛に関する 意識調査」(2018年)より、図表は弊社作成
カミソリはドラッグストアやコンビニでも安価で購入でき、ムダ毛処理の方法でも最も簡単な方法です。
しかし、誤って肌を傷つけてしまったり、頻繁に剃ることで肌トラブルを起こしたりするリスクもあります。
次は、ムダ毛の処理方法別にメリット・デメリットを見ていきましょう。
ムダ毛処理方法別のメリット・デメリットとは?
ムダ毛の処理は自宅で手軽に行える一方、どの方法にも肌トラブルを起こすリスクがあります。
ムダ毛の処理方法とリスク
ムダ毛の処理方法 | 肌へのダメージ | 主なリスク |
---|---|---|
カミソリ | 中 | 肌荒れ、毛のう炎、埋没毛など |
除毛クリーム | 中 | 肌荒れなど |
毛抜き | 大 | 毛のう炎、埋没毛など |
脱毛ワックス、脱毛テープ | 大 | 肌荒れ、肌の赤み、ヒリつきなど |
家庭用光脱毛器 | 小 | やけど、視力低下・失明 |
では、それぞれの方法のメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。
1.カミソリによる自己処理
自己処理方法の中でも最もポピュラーなカミソリには、以下のメリット・デメリットがあります。
カミソリによる自己処理のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
ムダ毛処理用のカミソリは、ドラッグストアやコンビニ、スーパーなどで安価に購入でき、肌へのダメージが少なくなるように設計されている製品もあります。
しかし、皮膚に刃を当てて剃る以上、ノーダメージではありません。
肌のバリア機能である角質層をそぎ落としてしまうので、肌が乾燥しやすくなったり、肌荒れを起こしやすくなったりします。
また、毛穴に細菌が侵入して炎症を起こす「毛のう炎」になるリスクもあるでしょう。
毛を剃る際に毛穴を傷つけてしまうと、肌の下で毛が成長する「埋没毛」の原因となります。
2.除毛クリームによる自己処理
カミソリとどちらがよいか迷う人が多いのが、除毛クリームです。
毛のタンパク質(ケラチン)をアルカリ性の薬剤(チオグリコール酸)で溶かし、肌の表面に生えているムダ毛をなくすという方法で、ドラッグストアなどでも購入できます。
除毛クリームには以下のようなメリット・デメリットがあります。
除毛クリームによる自己処理のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
除毛クリームのメリットは、一度に広範囲の毛を処理でき、剃った後のように毛先がチクチクしないこと。
しかし、毛を溶かして処理するものなので、肌へのダメージは無視できません。
一般的に配合されているチオグリコール酸の含有率が5%以内で、週1回程度・10分以内の使用であれば、皮膚にまで浸透しないとされますが、肌質には個人差があります。
特に敏感肌の場合は、上記の使用状況でも肌トラブルが起こる可能性がありますので、かならずパッチテストを行いましょう。
また、アルカリ性特有のツンとした臭いがある点もデメリット。
なお、顔のうぶ毛を除毛クリームで処理するという人もいますが、除毛クリームは顔への使用がNGとされています。
顔は他の部位に比べて肌が薄いため、赤みやヒリつき、かぶれといった肌トラブルを起こすリスクが高いためです。
万一除毛クリームが目や鼻、口に入れば、健康被害を及ぼす可能性もあります。
同じようにVIOも粘膜に近いデリケートな部位のため、使用不可になっているケースがほとんどです。
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LINE友だち登録する3. 毛抜きによる自己処理
カミソリの次に多いのが、毛抜きで毛を抜く方法ではないでしょうか。
毛抜きで毛を抜く処理方法には、以下のメリット・デメリットがあります。
毛抜きによる自己処理のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
毛抜きの最大のメリットは、毛を根元から引き抜くため見た目がキレイなことです。
ただし、毛を1本1本抜く方法のため手間がかかり、強い痛みを伴います。
また、毛を抜く時に肌や毛穴に大きなダメージを与えるので、毛のう炎や埋没毛を起こしやすくなります。
毛抜きで繰り返しダメージが加われば、色素沈着を起こすリスクも上がるでしょう。
毛穴周りの皮膚が修復されると厚く硬くなるため、ブツブツと毛穴が目立つ鳥肌のような状態になってしまうケースもよく見られます。
4. 脱毛ワックス・脱毛テープによる自己処理
脱毛ワックスで代表的なものは、海外ドラマをきっかけに日本での認知度が上がった「ブラジリアンワックス」です。
そのほか、ドラッグストアなどではシートタイプの「ワックスシート」や「脱毛テープ」も販売されています。
いずれもムダ毛をワックス剤に絡め、一気に引き抜く方法です。
脱毛ワックス・脱毛テープによる自己処理のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
毛を抜くタイプの処理方法で、一度に広範囲の毛を処理できるのが特徴です。
ワックスやテープをはがす時に強い痛みがあるものの、毛根から毛を引き抜くので肌がツルツルになります。
ただし、毛が短いとワックス剤に絡まないため、少なくとも1cm程度の長さが必要です。
また、毛抜き同様に肌や毛穴への負担が大きいため、赤みやヒリつき、毛のう炎、埋没毛、色素沈着を起こすリスクがあります。
5. 家庭用光脱毛器
人気の美容家電として、さまざまな電機メーカーが販売している家庭用光脱毛器。
サロンやクリニックでの脱毛と同じ原理で、黒い色(メラニン)に反応する光を照射して、熱で毛根にダメージを与えてムダ毛を処理します。
家庭用光脱毛器のメリット・デメリットは以下のとおりです。
家庭用光脱毛器による自己処理のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
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|
家庭用光脱毛器のメリットは、なんといっても家でクリニックやサロンと同じ仕組みのムダ毛ケアができること。
ただし、家庭でも使えるように出力は抑えられていますので、一時的に毛を生えにくくする効果に限られますし、効果を実感できるまでにはかなりの回数が必要になるでしょう。
だからといって出力を上げすぎたり、黒ずみ(色素沈着)がある部分、シミ・肝斑・ホクロなどに照射したりすると、やけどしてしまう可能性があるので要注意です。
また、万一目に照射してしまった場合、網膜などを焼いてしまい、視力低下や失明に至る可能性もあります。
ちなみに、家庭用脱毛器は決して安いものではありませんが「面倒に感じてきて結局使わなくなった」という人も少なくないようです。
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LINE友だち登録する自宅でムダ毛処理するなら肌に優しい電気シェーバーがおすすめ
どの方法も一長一短といえるムダ毛処理ですが、クリニックでおすすめしているのは、電気シェーバーで剃る方法です。
電気シェーバーはカミソリに比べればやや高価ですが、刃や電池を交換すれば繰り返し使えます。
また、カミソリと違って刃が肌に直接当たらないため、肌トラブルのリスクが低いのもメリットです。
ただし、深ぞりはできないので、気になる人は定期的な処理が必要になるでしょう。
部位ごとの正しいシェービング方法は?
では、どのようにシェービングすれば肌を傷つけずにムダ毛を処理できるのでしょうか。
ここでは部位別に正しいシェービング方法をご紹介します。
顔のシェービング方法
顔は、ひたい・ほほ・鼻の下〜口周りに分け、丁寧に剃っていきます。
ひたいの剃り方
ひたいは原則として上から下に向かって剃ります。
髪の生え際は内側から外側に剃っていきましょう。
失敗を防ぐには、髪の生え際や眉毛からは1cmくらいあけて刃を当てることがポイントです。
ほほの剃り方
ほほは、内側から外側に向かって剃るのが基本です。
頬骨で高くなっている部分は、こめかみを抑えて肌を伸ばすと剃りやすいでしょう。
鼻の下〜口周りの剃り方
鼻の下から唇まで、上から下に向かって剃ります。
鼻の下を伸ばすと肌がピンと張って剃りやすくなるでしょう。
唇の横からあごにかけては、上から下に向かって剃ります。
下唇の下は、下から上に小刻みに刃を動かすと、キレイに剃れます。
全身(腕・脇・脚・お腹・胸)のシェービング方法
脇や胸、お腹、手足は、自分の目で確認しながら剃れる部位です。
肌ができるだけ平らになるように押さえながら剃りましょう。
腕の剃り方
原則として、毛の流れに沿って慎重に剃ります。
ひじは腕を曲げた状態で、皮膚を伸ばして剃るとやりやすいでしょう。
脇の剃り方
脇はさまざまな方向に毛が生えているので、鏡などで確認しながら毛の流れに沿って剃りましょう。
脚の剃り方
脚は毛の流れに沿って上から下に剃ります。
ひざの皿の部分を剃るときは、ひざを曲げて肌を伸ばすとやりやすいでしょう。
お腹の剃り方
お腹は、利き手と反対の手で皮膚を伸ばしながら、毛の流れに沿って剃ります。
へその周りはくぼんでいるので、何度か角度を変えて剃るとよいでしょう。
胸の剃り方
鎖骨の周りは上から下に、胸の谷間は内側から外柄に向かって剃ります。
うなじ・背中の剃り方
うなじ・背中は、利き手とは逆の手で肌をピンと張り、毛の流れに沿って上から下に剃っていきます。
自分では見えない部位のため、合わせ鏡や三面鏡を見ながら慎重に剃ることが大切です。
難しい場合は家族や友人に手伝ってもらうのも方法です。
VIOのシェービング方法
VIOはデリケートな部分なので、肌を傷つけないよう注意が必要です。
鏡を見ながら慎重に剃り進めましょう。
Vライン・Iラインの剃り方
Vライン・Iラインは、毛の流れに沿って剃ります。
毛が長い場合は、ハサミで1cm程度に切ってから剃るとよいでしょう。
Oラインの剃り方
手で押さえて肌をピンと張りながら、毛の流れに沿って剃ります。
Oラインを剃る時は、鏡をまたぐように腰を下げると見やすいでしょう。
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LINE友だち登録するムダ毛処理に関するよくある質問
ムダ毛の自己処理にまつわる疑問にお答えします。
剃ると毛が濃くなる?
「カミソリでムダ毛を剃ったら、その後に生えてくる毛が濃くなった」というエピソードを聞いたことがある人もいるでしょう。
「剃ったことで、毛が増える」というのは医学的にはありえません。
しかし、毛を剃ることで毛が目立ちやすくなる可能性はあります。
カミソリで毛を剃った場合、毛孔(毛穴)付近の断面が見えるようになるためです。
毛の先端よりも毛孔付近の方が太いので、特に脇など太くて濃い毛が生える部分は、剃った後に毛が太くなったと感じやすいでしょう。
ムダ毛を剃った後にチクチクするのはなぜ?
カミソリで毛を剃ると、毛の断面に角度がつきます。
毛が伸びてくると尖った毛先が肌に触れるようになり、チクチクしてかゆく感じることがあるのです。
しかし、チクチクが気になって間隔を空けずに何度も剃っていると、徐々に肌のバリア機能が落ちてしまい、今後は肌荒れの原因になることもあります。
ムダ毛の自己処理後にかゆくなるのはなぜ?
かゆみの正体は「軽い痛み」です。
繰り返し同じ部位の自己処理を行うと、肌に軽い炎症が起こるケースもあり、それがかゆみの原因となります。
かゆみが出ているのに自己処理を続けると、炎症を悪化させてしまうことにつながります。
自己処理後にブツブツができるのはなぜ?
自己処理のダメージが毛穴のブツブツとして現れることは多いものです。
ブツブツといっても、主に黒・赤・無色(肌の色と同じ)があり、それぞれ原因が異なります。
赤いブツブツ=毛のう炎
カミソリ負けの主な症状です。
毛穴で細菌が炎症を起こすと、赤いニキビのようなブツブツが出ることがあります。
これは毛のう炎(毛包炎)の典型的な症状です。
黒いブツブツ=毛の断面や埋没毛
黒いブツブツの正体は、剃った毛の断面です。
皮膚の下にある毛が透けて見えるケースや、埋没毛が黒いブツブツとして見えるケースがあります。
肌の色と同じブツブツ=肌の硬化
肌はダメージを受けると、さらに強くなろうと修復時に厚くなります。
自己処理によって毛穴周辺の肌が傷ついた場合、毛穴の周りだけが硬化して隆起し、鳥肌のようなブツブツ肌になってしまいます。
ムダ毛処理が面倒で肌トラブルも防ぎたい人は医療脱毛が選択肢
これまで解説してきた通り、ムダ毛の自己処理にはリスクが伴いますが、ムダ毛はすぐに生えてくるので、処理しないわけにもいかないでしょう。
ムダ毛処理を面倒に感じていて、自己処理による肌トラブルに悩まされている人には、医療脱毛がおすすめです。
レーザーで毛を生やす細胞を破壊し、毛が生えないようにする医療行為で、施術後は長期間毛が生えてこない状態が続きます。
毛が生えなければ自己処理が不要になり、自己処理に伴うダメージを肌に与えることもなくなります。
面倒な自己処理から解放されるだけではなく、肌トラブルを回避する意味でも医療脱毛は有効なムダ毛処理の方法といえるでしょう。
ムダ毛処理にお悩みの方は、ジュノ(JUNO for WOMEN)の無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
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