脱毛前のカミソリ使用はNG?理由と正しい自己処理の方法を解説

脱毛前にムダ毛の自己処理が必要なのは知っているものの、「カミソリを使ったらダメなの?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
一般的に、多くのクリニックやサロンでは、脱毛前の自己処理にカミソリの使用はおすすめされていません。
この記事では、カミソリでの自己処理はダメといわれる理由はもちろん、おすすめの自己処理方法、正しい剃り方についてもわかりやすく解説します。
施術前の自己処理で失敗しないために、ぜひ参考にしてください。
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脱毛前の自己処理はカミソリより電気シェーバーがおすすめ

脱毛前には、ムダ毛の自己処理が必要とされるのが一般的です。なかでも多くのクリニックやサロンが推奨しているのが「電気シェーバー」による処理です。
電気シェーバーは刃が直接肌に触れにくい構造になっており、肌へのダメージを最小限に抑えながら、ムダ毛を表面からしっかりカットできます。
そのため、施術時の肌トラブルやレーザーの反応による火傷リスクを軽減できるのが、大きなメリットです。
一方で、以下のような自己処理方法は脱毛前には避けたほうがよいとされています。それぞれの理由も含めて確認しておきましょう。
自己処理方法 | 脱毛前の使用 | 理由 |
---|---|---|
カミソリ | △ | 肌を傷つけやすく、赤みや炎症の原因になるため |
電気シェーバー | ○ | 肌にやさしく、トラブルが起こりにくいため |
除毛クリーム(脱毛クリーム) | × | 薬剤が肌に刺激となり、炎症やかぶれのリスクがあるため |
毛抜き | × | 毛根がなくなり、脱毛効果が得にくくなるため |
家庭用脱毛器(光美容器) | × | 脱毛機器と光が干渉し、肌トラブルを招く恐れがあるため |
脱毛ワックス | × | 毛根から抜けることで脱毛効果が弱まり、肌に刺激が強いため |
脱毛前の自己処理でカミソリはダメといわれる理由
「剃る」という点では電気シェーバーもカミソリも同じように見えますが、実際には肌への負担に大きな違いがあります。
カミソリでの自己処理が脱毛前に推奨されない理由は、主に以下の3つです。
-
- カミソリ負けが起こると施術できなくなる
- 脱毛後に肌トラブルが起こりやすくなる
- 繰り返すことで色素沈着の原因となる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カミソリ負けが起こると施術できなくなる
カミソリは刃が直接肌に触れるため、肌に小さな傷や赤みを起こしやすくなります。
とくに以下のような症状が出ていると、施術ができないケースも少なくありません。
-
- 赤いブツブツ
- かゆみ・ヒリヒリとした痛み
- 軽い出血
カミソリ負けが起こっている状態では、レーザーや光の刺激によって症状が悪化するおそれがあります。
そのため、肌の状態によっては、カミソリ負けがある箇所を避けて照射するか、そもそも照射を見送るといった対応になることもあり、注意が必要です。
脱毛後に肌トラブルが起こりやすくなる
カミソリで剃ると、ムダ毛だけでなく肌表面の角質まで一緒に削ってしまうことがあります。
これにより、肌のバリア機能が低下し、脱毛後に以下のような肌トラブルが起こりやすくなります。
-
- ヒリヒリとした痛みや赤み
- 毛嚢炎(もうのうえん)
- かゆみや乾燥
脱毛の照射はもともと肌に熱を加えるため、肌が敏感になっている状態だと負担が増大しやすくなります。
繰り返すことで色素沈着の原因となる
カミソリでの自己処理を繰り返すと、肌に慢性的な刺激が加わり、黒ずみ(色素沈着)が生じる可能性があります。
これは、自己処理によって肌に微細な炎症が繰り返されることで、肌がメラニンを過剰に生成するためです。
特にVラインや脇などはもともと色素沈着が起こりやすい部位であり、長期的に見てもカミソリは避けた方が良い処理方法といえるでしょう。
脱毛前の正しい自己処理方法
脱毛前の自己処理は、基本的には「脱毛前日まで」に行うのが基本です。なるべく肌を傷つけず、やさしく丁寧に処理しましょう。
ここでは、部位別に肌を傷つけにくい正しいシェービング方法を解説します。
顔(ヒゲ含む)
顔は皮膚が薄くデリケートな部位のため、特に注意が必要です。
ひたい・鼻の下・あごは上から下へ、ほほは内側から外側へ向かって剃るのが基本です。
肌の凹凸がある部分は、指で肌をピンと軽く伸ばしてシェーバーを当てると、剃り残しを防げます。
毛が密集している部分は、力を入れずになでるように数回滑らせましょう。
脇

脇は毛の生える方向が複雑で、複数の方向に向かって生えています。
毛の流れに沿って、やさしくシェーバーをあてましょう。
鏡を使って剃り残しがないか確認しながら、滑らせるように処理すると肌への負担も抑えられます。
うなじ・背中
うなじや背中は、自分では見えづらく手も届きにくいため、合わせ鏡や三面鏡を使って、慎重に剃る必要があります。
毛の流れに沿って、上から下へ向かって処理しましょう。
肌を軽く引っ張るようにすると、剃りやすくなります。
自信がない場合は、家族や友人に手伝ってもらうのもおすすめです。
なお、うなじや背中といった手の届かない部位のシェービングを無料で行ってくれるクリニックやサロンも多いため、無理に自分で処理する必要はありません。
無理のない範囲で行いましょう。
腕・脚

腕や脚は比較的処理しやすい部位ですが、ひじやひざなどの関節部分は、肌をしっかりと伸ばしてからシェービングを行いましょう。
毛の流れに沿って優しく剃ることが基本で、細かい部分は肌を引き伸ばすようにすると、キレイに仕上がります。
VIO

VラインやIラインは毛が長いことが多いため、まずハサミで短くカットしてからシェーバーで処理すると安全です。
毛の流れに沿って剃るのが基本で、無理に深剃りしようとすると肌を傷つけるおそれがあります。
Oラインは鏡を床に置いてまたぐようにしゃがみ、片手で肌を押さえて毛の流れを確認しながら慎重に剃りましょう。
脱毛前の自己処理の注意点

脱毛前の自己処理は、ただ毛を剃るだけではなく、肌を守るための「前準備」としての意味合いもあります。
肌トラブルを避け、脱毛効果を十分に引き出すために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
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- 逆剃りはなるべく避ける
- カミソリを使う場合はシェービング剤をつける
- シェービング後は必ず保湿する
ひとつずつ解説します。
逆剃りはなるべく避ける
毛の流れに逆らって剃る「逆剃り」は、見た目の仕上がりが良くなるように思えるかもしれませんが、脱毛前にはおすすめできません。
逆剃りをすると、毛が引っかかる形になり、刃が肌を強く引っ張ってしまうため、カミソリ負けや肌荒れにつながりやすくなります。
電気シェーバーであっても、できるだけ毛の流れに沿って剃るよう意識しましょう。
カミソリを使う場合はシェービング剤をつける
電気シェーバーの使用が理想的ではあるものの、どうしてもカミソリで自己処理を行う場合は、必ず専用のシェービング剤を使用しましょう。
石鹸やボディソープで代用すると、洗浄成分によって肌の潤いが奪われ、処理後に乾燥やヒリヒリ感が生じやすくなります。
シェービング剤は肌と刃の間にクッションを作り肌が傷つきづらく、保湿成分が含まれているものも多いため、肌を守るうえでも大切なアイテムです。
シェービング後は必ず保湿する
自己処理後の肌はとても敏感になっています。
何もせずに放置すると、乾燥が進み、次に控えている脱毛施術でさらにダメージを受けやすくなります。
そのため、自己処理のあとは、化粧水や乳液、クリームなどでしっかりと保湿ケアを行いましょう。
普段使い慣れている保湿アイテムで問題ありませんが、化粧水で水分を補ったあとに、乳液やクリームなど油分のあるものでフタをすることが重要です。
特にひじ、ひざ、すねなど乾燥しやすい部位は念入りにケアしておきましょう。
参考:脱毛後にアフターケアが必要な理由とは?具体的な方法と注意点を解説
脱毛前に自己処理が必要となる理由
「脱毛するのに、なぜ事前に毛を剃らなければいけないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

脱毛前に自己処理を求められる理由は、主に以下の2つです。
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- 火傷のリスクが上がるため
- 脱毛効果が下がるため
詳しく見ていきましょう。
火傷のリスクが上がるため
医療レーザーや光脱毛は、ムダ毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応して熱を発生させることで、毛根や発毛組織にダメージを与える仕組みです。
もし毛が肌の表面に長く伸びたままになっていると、その伸びた毛のメラニンにもレーザーが反応して熱が発生し、肌に触れた毛が熱を持って皮膚を火傷させてしまう可能性があります。
安全に照射を行うためには、肌表面から毛をなくしておくことが必要なのです。
脱毛効果が下がるため
脱毛は、本来であれば、毛根部分にエネルギーを集中させて効果を発揮するものです。
しかし、毛が伸びた状態では、照射された熱エネルギーが肌表面の毛に分散してしまい、毛根まで十分に届かなくなることがあります。
その結果、十分な効果が得られず、脱毛完了までの回数が増えてしまう可能性もあります。
効率よく施術を進めるためにも、あらかじめ適切な自己処理を行っておきましょう。
脱毛期間中のカミソリの使用に関するよくある質問
ここでは、脱毛期間中のカミソリの使用に関して、よくある2つの質問にお答えします。
脱毛後はいつから剃っていい?
脱毛後はすぐに自己処理をせず、1週間ほど期間をあけるのが理想的です。
その理由は、脱毛直後の肌は一見問題がなくても、実は軽い炎症を起こした状態で、とても敏感な状態になっているためです。
また、バリア機能も低下しており、すぐに自己処理を行うと毛嚢炎や埋没毛などのトラブルを引き起こす原因になります。
処理を再開する際は、肌の赤みやヒリつきがないかを確認したうえで、刺激の少ない電気シェーバーを使用することをおすすめします。
また、自己処理後は保湿ケアも欠かさず行いましょう。
脱毛効果を高め、肌トラブルを防ぐためにも、自己処理のタイミングと方法には十分注意してください。
脱毛前にカミソリで自己処理したらバレる?
脱毛前にカミソリで自己処理をしても、肌にトラブルがなければすぐに指摘されることは少ないかもしれません。
しかし、もしカミソリ負けで赤みやブツブツ、かさぶたなどの異常が見られた場合は、スタッフから確認されることになります。
重要なのは「バレるかどうか」ではなく、肌にダメージを与える処理方法を避けることが、結果として自分を守ることにつながるという点です。
ツルツルできれいな肌を手に入れるためにも、できるだけ肌に負担をかけない処理方法を選ぶようにしましょう。
ジュノは背中など手の届かない部位のシェービングは無料で対応

脱毛前の自己処理では「うなじ」や「背中」など、自分では見えづらく手が届きにくい部位に悩む方も多いのではないでしょうか。
無理に剃ろうとして肌を傷つけてしまうと、施術自体を断られる可能性もあるため、注意が必要です。
ジュノビューティークリニックでは、背中やうなじなどの手の届かない部位のシェービングを無料で対応しており、脱毛料金以外の追加費用は原則不要です。
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