医療脱毛で後悔した事例は？部位別の対策・クリニックの選び方

2025.12.12

医療脱毛は決して安い買い物ではありません。「高いお金を払って効果がなかったらどうしよう」「契約して後悔したくない」と不安に感じるのは当然のことです。

実際、医療脱毛で後悔する人の多くは、「金額」「痛み」「予約」「リスク」の確認不足が原因です。

医療脱毛でよくある後悔例

金額：追加費用がかさみ、総額が想定より高くなった
痛み：想像以上に痛くて通うのが億劫になった
予約：予約が取れず、脱毛完了まで長引いてしまった
リスク：硬毛化などのトラブルが起こった

この記事では、リアルな後悔事例7選をはじめ、顔・VIOなど部位別の注意点、後悔しないためのクリニックの選び方について徹底解説します。

契約前にこの落とし穴を知っておくだけで、医療脱毛の満足度は劇的に変わります。

後悔しないクリニック選びについては、おすすめの医療脱毛クリニックをまとめた記事も参考にしてください。

※本記事は2025年12月時点の情報をもとにまとめています。

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医療脱毛で後悔したこと7選
【部位別】医療脱毛の後悔事例と対策
医療脱毛で後悔しないための注意点とクリニックの選び方
医療脱毛の後悔に関するよくある質問
医療脱毛で後悔したくないならジュノ（ジュノビューティークリニック）がおすすめ

医療脱毛で後悔したこと7選

ここからは、医療脱毛で後悔してしまった事例と、その原因・対策について詳しく紹介します。

後悔事例	主な原因	対策・チェック項目
予約が取れない	人気院で枠が埋まっている	・まとめて予約できるか・院移動が自由か
思っていたより痛い	熱破壊式やVIOの施術	・麻酔を利用できるか・蓄熱式を選べるか
総額費用が高い	追加料金や回数不足	・麻酔代や剃毛代、キャンセル料・コース終了後の追加照射料金
ローンが大変	金利や支払期間の認識ズレ	・手数料込みの支払額・支払期間
肌トラブルが起こった	毛嚢炎・硬毛化などの副作用	・肌トラブル時の診察代・薬代が無料か・硬毛化への対応
また生えてきた	永久脱毛に対する認識ズレ	・永久減毛の定義を理解する・安く追加照射できる院を選ぶ
部分脱毛の失敗	脱毛していない部位との境目	・全身脱毛との差額を比較する・セットプランを活用する

【後悔1】予約が取れず完了まで長引いてしまった

「夏までに終わらせる予定が、3〜4ヶ月に1回しか予約が取れず間に合わなかった」という後悔は非常に多いです。

通常、毛周期に合わせ1〜3ヶ月に1回のペースが理想ですが、人気クリニックでは予約枠がすぐに埋まってしまい、次回の予約が半年近く先になってしまうケースもあるようです。

間隔が空きすぎても脱毛効果自体はなくなりませんが、完了までの期間が大幅に延びてモチベーションが下がる原因になります。

後悔しないための対策

まとめて予約ができるクリニックを選ぶ
キャンセル枠をリアルタイムで確認できるクリニックを選ぶ
系列院への移動が自由なクリニックを選ぶ

【後悔2】施術の痛みが強くて通うのがつらかった

「痛すぎて通うのが億劫になり、途中で解約してしまった」という失敗談もよく聞かれます。

医療脱毛は美容脱毛（光脱毛）よりも出力が高いため、「輪ゴムでパチンと弾かれたような痛み」や「熱いカップを押し当てられたような熱さ」を感じる場合があります。

特に、毛が太く濃い「脇・VIO」や、皮膚が薄い「顔」、骨に近い「ひじ・ひざ」は痛みを感じやすい部位です。

後悔しないための対策

麻酔（麻酔クリーム・笑気麻酔）が利用できるか、料金はいくらかを確認する
痛みの少ない「蓄熱式」の脱毛機があるかを確認する
契約前に「テスト照射」を受けて痛みのレベルを確認する

参考：医療脱毛は泣くほど痛い？経験者に調査＆痛みの原因と対策を徹底解説

【後悔3】追加費用がかさみ総額費用が高くなった

「提示されたプラン料金だけで済むと思っていたのに、最終的な出費が想定より増えてしまった」というケースです。

医療脱毛は5回コースなどの回数制プランが一般的ですが、産毛までツルツルを目指す場合、5回では終わらず8〜10回程度の施術が必要になることもあります。

また、プラン料金以外に「麻酔代」「剃毛代」「キャンセル料」といった追加料金が毎回かかり、結果的に数万円単位の出費になるケースも要注意です。

後悔しないための対策

プラン料金以外にかかるオプション料金を確認する
コース回数が足りなかった場合の追加照射料金を確認する
キャンセル料がいつから、いくら発生するのか規定を確認する

参考：医療脱毛ってぶっちゃけ効果ある？何回で終わるの？後悔しないための知識を解説

【後悔4】ローンの支払いが生活の負担になった

医療ローン（メディカルローン）を使えば月々の支払額を抑えられますが、支払回数に応じて金利手数料がかかるため、現金一括払いよりも支払総額は高くなります。

また、よくある勘違いが「月額払い（サブスク）」と「分割払い（ローン）」の混同です。

「月々1,000円〜」などの表記を見て、いつでもやめられると思っていたら、実は60回払いのローン契約で、脱毛が終わった後に何年も支払いが残ってしまったという事例もあります。

後悔しないための対策

「月額制」なのか「分割払い」なのかを確認する
生活を圧迫しない範囲の支払額になるように支払回数を調整する
金利手数料を含めた支払総額を確認する

【後悔5】脱毛の施術後に肌トラブルが起こった

レーザーなどで発毛組織を破壊する医療脱毛は医療行為であるため、肌トラブルなどの副作用が出るリスクがあります。

肌状態や体質を確認したうえで施術を行いますが、リスクをゼロにするのは難しいのが実情です。

施術直後に現れる赤みやむくみのほか、まれに毛嚢炎や硬毛化が起こることもあります。

後悔している人の多くは、トラブルが起こったこと自体よりも、その後のクリニックの対応や再診料・薬代を請求された点に不満を持っています。

赤み・腫れ・むくみ	・施術後に毛穴が赤くなったり、盛り上がったりして見える・正常な反応で、多くは翌日までに治まる
毛嚢炎（もうのうえん）	・ニキビのようなブツブツとしたものができる・毛穴の奥で細菌が繁殖し、炎症が起きた状態・1～2週間ほどで治まる
硬毛化・増毛化	・脱毛前よりも、毛が硬くなったり増えたりする状態・はっきりとわかっていないものの、発毛組織の活性化が原因と考えられている・自然に治るまで放置する、針脱毛に切り替えるなどが有効
火傷	・出力が強すぎることが原因で、肌の表面がダメージを受けている状態・肌の赤みやヒリヒリとした感覚が数日経っても治まらない場合は、火傷の可能性が高い

後悔しないための対策

肌トラブル時の医師の診察・薬代が無料保証に含まれているかを確認する
硬毛化が起こった際に再照射を受けられるかなど対応を確認する
万一の肌トラブル時にすぐに対応してくれるのかを口コミでチェックする

参考：医療脱毛のリスクと副作用

【後悔6】コース回数終了後にまた毛が生えてきた

「5回終わってもまだ生えてくる」「期待したほどツルツルにならなかった」というケースです。

医療脱毛は「永久減毛」を目指すものであり、一本も生えてこない「完全無毛」を保証するものではありません。

特に、顔や背中などの産毛は脱毛の難易度が高く、回数がかかります。

この前提を知らずに契約すると、「効果がない」と後悔してしまうことになります。

後悔しないための対策

毛量・毛質に合った脱毛機や照射方法を選んでくれるか確認する
ツルツルを目指すなら、最初から8回以上のコースを検討する
コース終了後のフォロー（追加照射の割引など）が充実しているか確認する

参考：永久脱毛とは？定義やメリット・デメリットを解説

【後悔7】初めから全身脱毛にすべきだった

「ひじ下だけ脱毛したら、ひじ上との境目が目立って恥ずかしくなった」という部分脱毛特有の後悔です。

部分脱毛は手軽ですが、脱毛している部位としていない部位との差が目立ちやすく、後から他の部位を追加契約する人が少なくありません。

結果的に最初から全身脱毛プランを選んだほうが数十万円安く済んだというケースも多いです。

後悔しないための対策

将来的に脱毛したい部位がないか、長期的な視点で考える
気になる部位全てを部分脱毛する場合の総額と全身脱毛料金を比較する
複数の部位を選べるセットプランを活用する

参考：
脱毛の優先順位が高い部位は？脱毛経験者が多い部位・決め方を紹介
 全身脱毛と部分脱毛はどっちがいいの？部分脱毛経験者に本音を調査！

【部位別】医療脱毛の後悔事例と対策

金額や痛みといった全体的な悩みに加え、部位ごとに起こりやすい後悔もあります。

ここでは、特に後悔事例が多い「顔」「ヒゲ」「VIO（ハイジニーナ）」について解説します。

顔（おでこ・眉毛）の形やデザインに納得がいかない

おでこや眉毛は、顔の印象を大きく左右するパーツです。

よくあるのが、おでこを広くしようと広範囲に照射をした結果、「生え際が整いすぎて不自然になった」という失敗です。

また、眉周りの脱毛では、流行に合わせて眉の形を変えたくなっても「生えてこないのでデザインを変えられない」と後悔するケースがあります。

後悔しないための対策

おでこの脱毛は、自然な産毛を残すデザインにする
眉毛はトレンドが変わることを想定し、照射範囲を慎重に決める
眉下（まぶた）は照射不可のクリニックが多いことを知っておく

参考：
顔脱毛しないほうがいい？後悔しないための4つのポイント【デメリットや注意点も解説】
眉間も脱毛できる？メリット・眉毛脱毛の危険性まで解説

ヒゲ脱毛後に再び生やしたくなった

メンズのヒゲ脱毛でよく見られる後悔事例は、主に以下の2つです。

・すぐに効果を実感できない
・生やしたくなっても元に戻せない

ツルツルを目指す場合、ヒゲが濃い人は10〜15回程度の照射が必要といわれています。

ヒゲは毛根が深いところにあるうえ密集しており、1本1本の毛に十分な熱エネルギーを与えにくくなるため、すぐに効果を実感できないのが難点です。

また、医療脱毛をした後にヒゲを生やしたいと考えても、元通りにヒゲは生えてこないため注意が必要です。

後悔しないための対策

将来ヒゲを生やしたい人は「デザイン脱毛」を選ぶ
カウンセリングで必要回数を確認する
ヒゲ脱毛に強い脱毛機を導入しているクリニックを選ぶ

参考：ヒゲ脱毛しないほうがいい？デメリットや後悔しないポイントも解説

VIOをハイジニーナにして恥ずかしい思いをした

VIOの毛をすべてなくす「ハイジニーナ」は、生理中の不快感が軽減される一方で、「温泉や銭湯で視線が気になり、隠すのが大変になった」という後悔の声も聞かれます。

また、毛がなくなることによって今まで隠れていたデリケートゾーンの黒ずみや皮膚のたるみが目立つようになり、逆に見た目が気になってしまうという盲点もあります。

後悔しないための対策

完全に無毛にする前に、全体を薄くして形を整える段階を踏む
周囲の目線が気になるならVラインは残してI・Oラインだけなくす
黒ずみが気になる場合は、黒ずみ治療も検討する

医療脱毛で後悔しないための注意点とクリニックの選び方

ここまで後悔事例を見てきた通り、失敗の多くは事前の確認不足や認識のズレから生じます。

契約する前に、以下の4つのポイントを必ずチェックしてください。

医療脱毛にかかる総額費用を確認する

公式サイトの「月額○○円」という表示は、医療ローンを使った場合の月々の支払額であるケースが大半です。

目先の安さに惑わされず、金利手数料を含めた「支払総額」を必ず確認しましょう。

また、利用するたびにかかるオプション費用も盲点になりがちです。

麻酔代や剃毛代といったオプション料金の有無もチェックしてください。

予約の取りやすさとキャンセル規定を確認する

「契約したのに予約が取れない」という事態を防ぐには、予約システムとキャンセル規定の確認が不可欠です。

特にキャンセル規定は重要で、「当日○時間前まで無料」のクリニックもあれば「2営業日前の○時以降はコース1回分消化」といった厳しいクリニックもあります。

キャンセルのペナルティはいつから発生するかも忘れずに確認しておきましょう。

▼予約の取りやすさのチェックポイント

開院から日が浅い	新しくオープンしたばかりの院であれば、先の予約がまだ埋まっていない可能性が高い
数回分をまとめて予約できる	契約時に複数回の施術日を予約できるシステムがある
クリニック間の移動ができる	契約した院とは別のところで施術を受けられる
診察時間が長い	21時など夜遅くまでやっているクリニックを選ぶと、仕事終わりでも通院しやすい

施術時の痛み対策を確認する

痛みに弱い人は、契約してから「痛くて通えない」とならないよう、事前に痛み対策を重点的にチェックしましょう。

特に確認すべきは、脱毛機と麻酔です。

脱毛機は、低出力で繰り返し照射し、ジワジワと温めて発毛組織を破壊する「蓄熱式」の脱毛機を選べるクリニックがおすすめです。

また、麻酔は無料のところもあれば有料のところもあるので、カウンセリングの際に麻酔料金を確認するとよいでしょう。

「麻酔クリーム（表面麻酔）」を利用できるクリニックが多いですが、鼻から吸う「笑気麻酔」を併用できるところもあります。

参考：
医療脱毛は痛い？
蓄熱式脱毛は効果ない？白髪への効果やデメリットまで医師が解説

肌トラブル時の対応や保証制度を確認する

医療脱毛はリスクを伴うため、万が一の際のアフターケアが手厚いクリニックを選びましょう。

肌トラブルが起こった時に無料で医師の診察や処置、薬の処方を受けられることはもちろんですが、見落としがちなのが硬毛化や打ち漏れがあった際の対応です。

以下のような保証制度を用意しているクリニックもあるため、脱毛効果にこだわりたい人は、ぜひ確認してみて下さい。

硬毛化保証	症状に応じて、出力を上げる、別の波長で照射するなどの対応を取る
再照射保証	打ち漏れがあった場合に、再度照射してくれる