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比較・選び方

リジュラン・ジュベルック・スネコス・スキンボトックス徹底比較|医師が教える肌育注射の選び方

執筆・医学的検証:野崎 萌々奈 医師医師(美容皮膚科)/ジュノビューティークリニック

検証日 更新日

本記事はジュノビューティークリニックが運営する公式メディアの記事です(広告を含みます)。紹介する治療はすべて自由診療で、費用・リスク・副作用は記事内に記載しています。

この記事の結論

肌育注射5種、ざっくり言うと?

  • 狙う悩みで選ぶのが基本。成分も、効く層も、変化の出方も別物です
  • リジュラン:肌全体の「修復力」の底上げ。ハリ・小じわ・肌質全般に
  • ジュベルック:ニキビ跡・毛穴の凹凸に。時間をかけてコラーゲン生成を促す
  • スネコス:目元・口元のちりめんじわに。エラスチンが作られる環境を整える
  • スキンボトックス:毛穴の開き・皮脂・キメに。4種の中では変化が早い
  • PinkLLA(ピンクラ):悩みが1つに絞れない人向けのハイブリッド型

「リジュランとジュベルックって何が違うんですか?」——診察室で、ほぼ毎日いただく質問です。

SNSで「肌育」という言葉が広がり、施術の名前を知ってから来院される方が増えました。ただ、肌育注射は成分も、狙う悩みも、変化の出方もまったく別物です。名前の響きだけで選ぶと「思っていたのと違う」につながります。この記事では、代表的な肌育注射を、診察室で説明するのと同じ言葉で比べます。

そもそも「肌育注射」とは?

肌育注射とは、ヒアルロン酸のように「足りない部分を埋める」注入とは違い、肌がもともと持っている修復力やコラーゲンを作る力を引き出し、肌の土台を育てることを狙った注入治療の総称です。

変化の出方も対照的です。埋めるタイプは直後から形が変わる一方、育てるタイプは数週間〜数か月かけて少しずつ肌質が変わっていきます。即効性よりも「素の肌の質」を変えたい方に向いた治療です。肌育注射の系統や選び方の全体像は肌育注射の種類と選び方ガイドにまとめています。

まず全体像:効く「層」が違う

肌は外側から表皮・真皮・皮下組織の順に重なっています。肌育注射の多くは、ハリや弾力を支える真皮に届けるのが基本ですが、浅めの層を狙うもの・深めを狙うものがあります。

  1. 表皮 約0.2mm。外からのスキンケアが届くのはおもにここまで
  2. 真皮(浅い層) キメ・小じわ・皮脂腺に関わる層 スキンボトックス スネコス
  3. 真皮 コラーゲン・エラスチンがつくられ、ハリを支える層 リジュラン ジュベルック PinkLLA
  4. 皮下組織 脂肪の層。肌育注射の主な対象ではない
※作用する層の模式図です。実際の注入の深さは部位・肌状態により医師が判断します。

5種類を一覧表で比較

細かい説明の前に、全体を1枚にまとめました。この表だけ保存していただいても大丈夫です。順位はつけていません。

比べる点リジュランジュベルックスネコススキンボトックスPinkLLA
主成分PN(サーモンDNA由来ポリヌクレオチド)PDLLA+非架橋ヒアルロン酸非架橋ヒアルロン酸+アミノ酸ボツリヌストキシン(微量)PLLA+PN+ビタミンC・グルタチオン等
狙い肌の修復力を高めるコラーゲン生成を長く促すエラスチン・コラーゲンの環境を整える皮脂・毛穴・キメを整える修復・コラーゲン生成・透明感をまとめて
得意な悩みハリ不足、小じわ、肌質全般ニキビ跡の凹凸、毛穴目元・口元のちりめんじわ毛穴の開き、テカリ、キメ複数の悩みが重なっている
変化の出方2〜4週間かけて徐々に1〜3か月かけて徐々に回数を重ねて徐々に数日〜2週間と比較的早い数日後〜1か月かけて段階的に
回数の目安3〜4週おきに3〜4回月1回×3回程度1〜2週おきに4回3〜4か月ごとに継続1か月おきに3回以上
ダウンタイム赤み・膨疹が数日赤み・腫れが数日赤み・内出血が数日ほぼなし〜軽微赤み・腫れ・むくみが数日
向いていない人すぐに変化を感じたい人短期間で終えたい人深いしわ・たるみが主な悩みの人小じわ・たるみが主な悩みの人悩みが1つにはっきり絞れている人
※効果・経過には個人差があります。回数は一般的な目安です。

それぞれの得意分野を医師が解説

リジュラン|「最近、肌の回復が遅い」と感じたら

サーモンDNA由来のPN(ポリヌクレオチド)が主成分です。特定の悩みをピンポイントで狙うというより、肌が自分で治る力そのものを底上げするイメージで、肌育の入口として選ばれることが多い治療です。くわしくはリジュランの効果・回数・ダウンタイムで解説しています。

ジュベルック|ニキビ跡・毛穴の凹凸に悩んできた人へ

PDLLA(ポリ乳酸)の微粒子が真皮で足場になり、数か月かけてコラーゲン生成を促すのが持ち味です。凹凸のあるニキビ跡や毛穴に、時間をかけて内側から働きかけます。ダーマペンと組み合わせて使われることも多い治療です。くわしくはジュベルックの解説記事をご覧ください。リジュランとの2択で迷っている方はリジュランとジュベルックの違いも参考にしてください。

スネコス|目元・口元の「ちりめんじわ」に

非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸の組み合わせで、肌の弾力を担うエラスチンが作られる環境を整えることを狙った製剤です。皮膚の薄い目元・口元にも使いやすく、「ヒアルロン酸を入れるほどではない小じわ」の相談でよく候補になります。くわしくはスネコスの解説記事をご覧ください。

スキンボトックス|毛穴・皮脂・キメに、早めの変化を

しわ治療のボトックスとは打ち方が違い、ごく微量を真皮の浅い層に広く注入します。皮脂腺などに作用して毛穴の開きやテカリを抑え、キメを整えることを狙います。変化は比較的早い一方、持続は3〜4か月ほどなので継続が前提です。くわしくはスキンボトックスの解説記事をご覧ください。

変化を感じ始める時期とダウンタイム

同じ「肌育注射」でも、赤みなどが落ち着くまでの期間と、変化を感じ始めるまでの期間は違います。施術日を0日として並べると、違いがひと目でわかります。

スキンボトックス

  1. 赤み・内出血(軽微)(施術直後〜2日目ごろ)
  2. 変化を感じ始める時期(3日目〜14日目ごろ)

リジュラン

  1. 赤み・膨疹(施術直後〜3日目ごろ)
  2. 変化を感じ始める時期(14日目〜28日目ごろ)

スネコス

  1. 赤み・内出血(施術直後〜3日目ごろ)
  2. 回数を重ねて変化を感じ始める時期(21日目〜56日目ごろ)

ジュベルック

  1. 赤み・腫れ(施術直後〜3日目ごろ)
  2. 変化を感じ始める時期(30日目〜90日目ごろ)

PinkLLA

  1. 赤み・腫れ・むくみ(施術直後〜3日目ごろ)
  2. うるおい・キメの変化を感じ始める時期(3日目〜14日目ごろ)
  3. ハリ・透明感の変化を目指す時期(14日目〜30日目ごろ)
※施術日を0日とした一般的な目安です。経過には個人差があります。

悩み別・あなたに合う選び方

診察でお伝えしている考え方を、そのまま並べました。

  1. 毛穴の開き・皮脂・キメが最優先 → スキンボトックス
  2. ニキビ跡の凹凸を時間をかけて改善したい → ジュベルック
  3. 目元・口元のちりめんじわが気になる → スネコス
  4. 特定の悩みより、肌全体の調子を上げたい → リジュラン
  5. ハリも、毛穴も、透明感も気になる → PinkLLA(次の章へ)

「全部気になる」人の選択肢——PinkLLA(ピンクラ)

診察で多いのは、「毛穴もハリも透明感も、全部気になります」というご相談です。そうした方に選択肢の一つとしてお伝えしているのが、当院のハイブリッド型の肌育注射「PinkLLA(ピンクラ)」です。

PinkLLA(ピンクラ)とは

ジュベルックと同じ成分系統のPLLA(ポリ乳酸)と、リジュランと同じ成分系統のPN(ポリヌクレオチド)をベースに、ビタミンC・グルタチオン・ビタミンB12・ヒアルロン酸を配合した注入治療です。「育てる」「修復する」「透明感」を1つの施術にまとめた構成です。成分・経過・施術の流れはPinkLLA(ピンクラ)とはでくわしく解説しています。

PinkLLA(ピンクラ)の目安

  • 推奨回数 3回〜 1か月おき
  • 1回の治療期間 4週間 ダウンタイムを含む

出典:ジュノビューティークリニック公式「PinkLLA(ピンクラ)」ページ(2026年10月確認)・クリニック回答(2026年10月)・施術同意書。個人差があります。

PinkLLAが選択肢になりやすい方

  • 毛穴・ハリ・くすみなど、悩みが重なっている
  • 単剤の肌育注射をいくつも組み合わせるか迷っている
  • 数か月かけて段階的に肌質を整えたい

単剤のほうが合理的なことが多い方

  • 悩みが1つにはっきり絞れている(例:目元の小じわだけ)
  • イベント前など、短期間での変化を最優先したい

正直にお伝えすると、「迷ったらとりあえずPinkLLA」ではありません。単剤で狙い撃ちしたほうが合理的なケースも多くあります。どちらが合うかは、肌の状態を見ながら一緒に決めましょう。

費用とリスク・副作用について

自由診療である以上、費用とリスクを伏せたまま「おすすめ」だけをお伝えすることはできません。下記に、治療の概要・費用・リスクと、未承認医薬品に関する情報をまとめます。

治療の概要・費用・リスク(医療広告ガイドラインに基づく表記)

PinkLLA(ピンクラ)

治療内容
PLLA(ポリ乳酸)・PN(ポリヌクレオチド)を主成分に、ビタミンC・グルタチオン・ビタミンB12・ヒアルロン酸を配合した薬剤を、水光注射の機器(オプションで医師の手打ち)で真皮の浅い層に注入する自由診療の肌育注射
費用
全顔1回 74,800円(税込)。ドクター手打ちを選ぶ場合は別途50,000円。麻酔はご希望の方のみ(表面麻酔クリーム3,300円・笑気麻酔4,000円)
回数の目安
1回から施術可能。1か月おきに3回以上の継続を推奨し、その後は半年〜1年おきのメンテナンスが目安
治療期間
約4週間(ダウンタイムを含む)
主なリスク・副作用
翌日ごろまでのヒリヒリとした痛み、注入による一時的な凹凸(1日程度)、赤み・熱感・腫れ(数日)、内出血(1〜2週間ほどで徐々に落ち着く)が出ることがあります。まれに、ニキビなどのできもの、炎症後の色素沈着、アレルギー反応、感染、しこりが起こる可能性があります。

未承認医薬品等を用いた治療について

未承認医薬品であること
本治療に使用する薬剤は、国内では未承認の医薬品です。
入手経路
医師の判断のもと、当院で個人輸入して入手しています。
国内の承認医薬品等の有無
同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、現在重大なリスクは報告されていません。
医薬品副作用被害救済制度
万が一重篤な副作用が出た場合、国の医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の対象外となります。

リジュラン

治療内容
サーモンDNA由来のPN(ポリヌクレオチド)を水光注射の機器で真皮に注入し、肌の修復力を高めることを狙う注入治療
費用
水光注射 2cc 1回 14,800円(税込)
回数の目安
3〜4週おきに3〜4回が目安
主なリスク・副作用
注入部位の赤み・膨疹(ぼこぼことした腫れ)・内出血が数日程度出ることがあります。まれにアレルギー反応、感染。

未承認医薬品等を用いた治療について

未承認医薬品であること
本治療に使用する製剤は、国内では未承認の医薬品等です。
入手経路
医師の判断のもと、当院で個人輸入して入手しています。
国内の承認医薬品等の有無
同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、現在重大なリスクは報告されていません。
医薬品副作用被害救済制度
万が一重篤な副作用が出た場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

ジュベルック

治療内容
PDLLA(ポリ乳酸)と非架橋ヒアルロン酸を水光注射の機器で真皮に注入し、時間をかけてコラーゲン生成を促すことを狙う注入治療
費用
水光注射 2cc 1回 14,800円(税込)
回数の目安
月1回×3回程度が目安
主なリスク・副作用
注入部位の赤み・腫れ・内出血が数日程度出ることがあります。まれにしこり、アレルギー反応、感染。

未承認医薬品等を用いた治療について

未承認医薬品であること
本治療に使用する製剤は、国内では未承認の医薬品等です。
入手経路
医師の判断のもと、当院で個人輸入して入手しています。
国内の承認医薬品等の有無
同一の成分や性能を有する国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、現在重大なリスクは報告されていません。
医薬品副作用被害救済制度
万が一重篤な副作用が出た場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

スネコス

当院では取り扱いのない施術です。一般的な情報として掲載しています。

治療内容
非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸を注入し、エラスチン・コラーゲンが作られる環境を整えることを狙う注入治療
回数の目安
1〜2週おきに4回が目安
主なリスク・副作用
注入部位の赤み・内出血が数日程度出ることがあります。まれにアレルギー反応、感染。

未承認医薬品等を用いた治療について

未承認医薬品であること
本治療に使用する製剤は、国内では未承認の医薬品等です。
医薬品副作用被害救済制度
万が一重篤な副作用が出た場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

スキンボトックス

治療内容
ボツリヌストキシンをごく微量ずつ真皮の浅い層に注入し、皮脂・毛穴・キメを整えることを狙う注入治療
費用
全顔50単位 1回 13,000円(税込)
回数の目安
3〜4か月ごとの継続が目安
主なリスク・副作用
注入部位の赤み・内出血が出ることがあります。まれに表情の違和感、アレルギー反応。

未承認医薬品等を用いた治療について

未承認医薬品であること
本治療に使用する薬剤(韓国製のボツリヌストキシン製剤)は、国内では未承認の医薬品です。
入手経路
医師の判断のもと、当院で個人輸入して入手しています。
国内の承認医薬品等の有無
同一成分の国内承認医薬品として、眉間・目尻のしわを効能とするボツリヌストキシン製剤がありますが、皮脂・毛穴などへの使用は承認された効能ではありません。
諸外国における安全性等に係る情報
諸外国において、現在重大なリスクは報告されていません。
医薬品副作用被害救済制度
万が一重篤な副作用が出た場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

すべて自由診療(保険適用外)です。効果・経過には個人差があります。

よくある質問

肌育注射は1回だけでも意味がありますか?

1回でもうるおいなどの変化を感じる方はいますが、「育てる」治療の性質上、コラーゲンが作られるサイクルに合わせて3回程度の継続で計画するのが一般的です。1回で大きな変化を求める場合は、別の治療が合っている可能性もあるので、カウンセリングでご相談ください。

複数の肌育注射を組み合わせてもいいですか?

組み合わせることはできます。ただ、同じ時期に詰め込むより、目的ごとに時期をずらして組むほうが、肌への負担と費用の面で合理的なことが多いです。組み合わせ方は肌の状態を見て医師がご提案します。

ダーマペンとどちらを先にやるべきですか?

悩みによります。ニキビ跡の凹凸が主な悩みならダーマペンとジュベルックの組み合わせ、肌全体の底上げならリジュランから、という考え方をします。順番の考え方は肌育は何から始める?順番と組み合わせ方でくわしく解説しています。

痛みはどのくらいありますか?

注入治療なので、チクチクとした痛みがあります。ご希望に応じて、表面麻酔クリームや笑気麻酔を使えます(別料金)。痛みが不安な方は、遠慮なくお伝えください。

更新履歴
  1. 公開
野崎 萌々奈医師

この記事の執筆・医学的検証

野崎 萌々奈NOZAKI MOMONA

医師(美容皮膚科)/ジュノビューティークリニック

埼玉医科大学医学部 卒業。板橋中央総合病院 初期研修修了。板橋中央総合病院 呼吸器外科、都内美容クリニック勤務を経て、ジュノビューティークリニック所属。

医師プロフィールと検証方針