二重整形で後悔しやすいのは?よくある原因と術前の確認ポイントを解説
二重整形を検討するとき、後悔につながりやすいポイントは仕上がり、経過、費用、医療機関選び、説明不足などいくつかの種類に分けられます。
まぶたの状態や体質によって避けにくい要因もあれば、説明を十分に受けないまま決めることで生じる、避けやすい要因もあります。
この記事では、後悔しやすい内容とカウンセリングで確認したい点を整理します。
この記事の要約
- 二重整形の後悔は、仕上がりのイメージ差や経過の想定外だけでなく、費用や医療機関選びの説明不足からも生じます。
- まぶたの厚みや皮膚の状態によって、希望に近づけにくいラインになるなど、避けにくい要因も一定数存在します。
- 当日中に契約を急がされたり、リスクの説明が不十分なまま決めたりする進め方は、後悔につながりやすい傾向があります。
- カウンセリングでは、まぶたの評価や術式の理由、修正の可否と費用まで確認しておくことが判断材料になります。
- 二重整形は術式によって元に戻せる程度が異なり、切開法は修正にも限界があるため保証はできません。
二重整形で後悔しやすいポイント
二重整形の後悔は、仕上がりのイメージとのずれ、想定より長引く経過、費用や医療機関選びの説明不足など、いくつかの種類に分けて考えることができます。
避けられる要因と、まぶたの状態などによって避けにくい要因を区別して整理します。
- 仕上がりが術前のイメージとずれる
- 腫れやライン消失など経過が想定と異なる
- 追加費用や修正費用の想定が甘かった
- 医療機関選びで比較や確認が不足していた
- リスクや他の選択肢の説明が不十分だった
仕上がりに関する後悔
二重整形の仕上がりに関する後悔は、術前にイメージしていたラインと、まぶたの厚みや皮膚のたるみといった条件によって、実際の仕上がりに差が生じることから起こりやすくなります。
デザインの相談を丁寧に行っても、まぶたの構造によって表現できる幅や形には個人差があります。
二重幅が希望と違う
二重幅が思っていたより広い、または狭いと感じる背景には、まぶたの厚みや皮膚のたるみ、目の大きさとのバランスなど、個人の骨格や軟部組織の条件が関係します。
術前のイメージと術後の仕上がりには一定の差が生じ得るため、カウンセリングの段階で複数のデザイン案とその根拠を確認しておくことが判断材料になります。
ラインの形が不自然に感じる
ラインの形が不自然に感じられる背景には、まぶたの脂肪や皮膚の厚み、目の開き方の癖などが関係する場合があります。
腫れが引く過程でラインの見え方が変化することもあり、術直後の状態だけで仕上がりを判断しにくい面もあります。
左右差が残った
左右差は、術前のまぶたの厚みや骨格、皮膚のたるみ具合に左右差がある場合に生じやすくなります。
軽度の左右差は多くの人にもともと見られますが、術後に差が目立つと感じられ、後悔につながることがあります。気になる場合は、経過観察の期間を含めて担当医に相談することが必要です。
経過に関する後悔
経過に関する後悔は、術前の想定と実際の経過にずれが生じることから起こります。
腫れや内出血の引き方には個人差があり、日数の目安についてはダウンタイムを扱う記事で詳しく解説しています。
腫れが想像より長かった
腫れが想像より長く続いたと感じるケースは少なくありません。腫れの引き方には体質や術式、施術範囲による個人差があり、想定していた期間を超えて腫れが残ることもあります。
術前の説明と実際の経過に差を感じた場合は、担当医に経過を確認することが大切です。
傷跡が目立つ
傷跡が目立つと感じる背景には、切開の方法や範囲、体質による傷の治り方の違いが関係します。
埋没法では糸を通す際の小さな傷跡が生じますが、切開法では切開線に沿った傷跡が残ります。
経過とともに目立ちにくくなる場合もありますが、個人差があるため一律の結果は約束できません。
ラインが消えた
埋没法は糸でまぶたの組織を留める方法のため、時間の経過とともにラインが消失することがあります。
国内の観察研究では、まぶたの厚みがある場合にラインが消失しやすい傾向が報告されており、固定方法によって消失のしやすさに違いがあることも示されています。
別の多施設コホートでは、上まぶたの脂肪除去を組み合わせた場合に再手術率が低かったとする報告もあり、埋没法ではライン消失による再手術が一定数生じることがうかがえます。持続の目安は、持続期間を扱う記事で解説しています。
費用や医療機関選びに関する後悔
二重整形は自由診療にあたり、公的医療保険は適用されません。追加費用や修正費用の扱いは医療機関ごとに異なるため、契約前にどこまでが含まれるかを確認しておくことが後悔を減らす手がかりになります。
費用の安さだけを基準に医療機関を選ぶと、必要な説明や経過観察が十分に受けられない場合があります。
後悔しやすい二重整形のNGな進め方
二重整形の契約や施術の進め方によっても、後悔につながりやすい状況があります。
次のような進め方には、判断材料が不足したまま決めてしまうリスクがあります。
- その場で契約を決めることを求められ、当日中に手続きまで進める
- リスクや副作用について十分な説明を受けないまま決める
- 体験談や症例写真だけを見て、自分に当てはまるかを確認せずに判断する
- 他の術式や選択肢についての説明を受けないまま、一つの提案だけで決める
厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、体験談の掲載は禁止されており、ビフォーアフター写真を掲載する場合には、術式や費用、リスクなどの詳細な説明を添えることが求められています。
これらの情報だけで判断すると、自分のまぶたの条件に合わない結果につながる場合があります。こうした進め方を避けることは、誰にでもできる工夫であり、過去に同じ経験をしたことを責める趣旨ではありません。
二重整形のカウンセリングで確認したいこと
カウンセリングの段階で確認しておきたい項目を整理しました。次の点は、施術後に振り返って重要だったと感じられることが多い内容です。
- 自分のまぶたの状態がどのように評価されているか
- 提案された術式が、その評価に基づいてどのような理由で選ばれているか
- 腫れや内出血、ラインの安定までにどのような経過が想定されるか
- 修正が必要になった場合の可否と、その際の費用の扱い
- 施術を担当する医師は誰か
厚生労働省は、美容医療を受ける前に確認したい点として、使用する薬などについて自分でも説明できるか、効果だけでなくリスクや副作用も知って納得したか、他の方法や選択肢についての説明を受けたか、その美容医療が今すぐ必要かどうかの4点を挙げています。
これらは二重整形を検討する際にも参考になる視点です。
二重整形は元に戻せる?
二重整形は術式によって、元の状態に戻せる程度が異なります。埋没法と切開法では、可逆性の考え方が異なる点を理解しておくことが判断材料になります。
埋没法で糸を抜く場合
埋没法は糸でまぶたの組織を留める方法のため、糸を抜くことで留めていた部分の力がなくなり、一重に近い状態に戻ることがあります。
ただし、留めていた期間が長い場合や、まぶたの状態によっては、抜糸後も跡が残るように感じられる場合があり、完全に同じ状態へ戻るとは限りません。
切開法で修正する場合
切開法は皮膚を切開してラインを形成するため、元の状態に完全に戻すことは難しい方法です。
修正を希望する場合も、既に切開された組織を扱うことになるため、修正できる範囲には限界があります。
修正を検討する場合は、初回の施術から時間を置き、状態が落ち着いてから担当医に相談することが必要です。
二重整形の後悔・修正に関するよくある質問
二重整形の後悔や修正に関して、よく寄せられる疑問をまとめました。
修正はいつから受けられますか?
修正の時期は、腫れや内出血が落ち着き、まぶたの状態が安定してから検討するのが一般的です。
施術直後は組織が変化している途中のため、その時点の状態だけで修正の必要性を判断しにくい面があります。
具体的な時期は術式や経過によって異なるため、担当医に確認することが必要です。
二重幅を狭くすることはできますか?
二重幅を狭くする方向の調整は、まぶたの状態によって検討できる場合があります。
ただし、既に形成されているラインの上に新たなラインを作る形になるため、皮膚や組織への負担も含めて検討が必要です。対応できるかどうかは個々の状態によって異なります。
抜糸すれば完全に元に戻りますか?
抜糸によってラインの力がなくなり、一重に近い状態に戻ることはありますが、完全に元の状態に戻ると保証されているわけではありません。
留めていた期間や皮膚の状態によっては、抜糸後もわずかな変化が残る場合があります。
まとめ
二重整形の後悔は、仕上がりのイメージとのずれ、経過の想定外、費用や医療機関選びの説明不足など、いくつかの種類に分けて考えることができます。
まぶたの厚みや皮膚の状態によって生じる避けにくい要因がある一方、説明を十分に受けないまま決めることで生じる要因もあります。
カウンセリングでは、まぶたの状態の評価や提案された術式の理由、想定される経過、修正の可否と費用まで確認しておくと、判断材料が整理しやすくなります。
参考・出典
国民生活センター PIO-NET相談件数 https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/biyo.html
PubMed (Arch Plast Surg) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41907130/
PubMed (多施設コホート) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41361145/
厚生労働省 医療広告ガイドラインQ&A https://www.mhlw.go.jp/content/001439423.pdf
厚生労働省 美容医療を受ける前に https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04978.html